三井住友銀行の年収は860万!?ボーナス・就職難易度・評判も紹介

本記事では、三井住友銀行の年収について、年齢別・職種別の平均年収、給与体系、ボーナス、福利厚生などとともにわかりやすく紹介していきます。

 

目次

三井住友銀行の概要

三井住友銀行は、日本を代表する大手銀行の一つで、三井住友フィナンシャルグループの中核企業として位置づけられています。

 

基本情報

正式名称株式会社三井住友銀行
設立1996年6月6日
本店所在地東京都千代田区丸の内一丁目1番2号
資本金17,710億円(2025年3月31日現在)
従業員数約15,000名(2009年以降詳細は非公開)
株主株式会社三井住友フィナンシャルグループ 100%

 

主要業務

三井住友銀行は、本店および国内・海外支店等において幅広い金融サービスを提供しています。

 

  • 預金業務
  • 貸出業務
  • 商品有価証券売買業務
  • 有価証券投資業務
  • 内国為替業務
  • 外国為替業務
  • 社債受託および登録業務

 

三井住友銀行の平均年収 〜年齢/役職/職種別〜

全社平均年収・推移

三井住友銀行の平均年収は865万円(2024年3月期、平均年齢40.3歳)となっており、過去5年間で着実に上昇傾向を示しています。

 

年収推移

三井住友銀行の年収推移は以下の通りです。年々増加傾向になることがわかります。

 

年収
2024年3月期865万円(40.3歳)
2023年3月期842万円(39.5歳)
2022年3月期827万円(38.6歳)
2021年3月期842万円(38.0歳)
2020年3月期829万円(37.3歳)
2019年3月期821万円(36.7歳)

 

新卒初任給

2025年入社の新卒初任給は以下の通りです。

総合職(全コース共通)

  • 修士了:28万円/月
  • 大学卒:25万5000円/月

 

これは従来の20万5000円から大幅に引き上げられており、優秀な人材確保を目的とした施策です。

 

役職別年収

三井住友銀行では「A層」「V層」「MG層」「SP層」という昇進体系があります。

 

役職年収年次
A1~A7400~900万円1~7年目
V1~V71,000~1,400万円8~16年目
MG1~MG71,500~1,900万円16年目以上
SP層2,000万円以上評価による

 

年齢別年収

推定年収(残業代・賞与込み)

  • 25歳:500-550万円
  • 30歳:950-1,000万円
  • 35歳:1,100-1,200万円
  • 40歳:1,300-1,400万円
  • 45歳:1,500万円以上
  • 50歳:1,600万円以上

 

転職口コミサイトのデータでは以下の通りです。

 

  • 25~29歳:516万円
  • 30~34歳:678万円
  • 35~39歳:766万円
  • 40~44歳:862万円
  • 50~54歳:987万円

 

職種別年収

オープンワークのデータによる職種別平均年収

 

  • 企画:944万円
  • 事務:785万円
  • 営業:669万円
  • 一般職:400万円

 

手取り年収の目安

新卒社員の手取りは一般的に額面の75~85%程度となります。例えば、

 

  • 初任給25.5万円の場合:手取り約20万円
  • 年収500万円の場合:手取り約400万円
  • 年収1,000万円の場合:手取り約750万円

 

中途採用の年収

三井住友銀行では中途採用比率が急激に上昇しており、2022年度には21%に達しています。中途採用者の年収は経験やスキルに応じて決定されますが、基本的には新卒と同様の等級制度が適用されます。

 

競合他社との比較

メガバンクの中では最も高い平均年収を誇ります。

 

  • 三井住友銀行:864万円
  • 三菱UFJ銀行:812万円
  • みずほ銀行:811万円
  • りそな銀行:715万円

 

三井住友銀行は順調に昇進すれば30代前半で年収1,000万円に到達し、支店長クラスでは1,500~2,000万円の年収が期待できる、非常に高待遇の企業といえます。

 

三井住友銀行の年収体系・仕組み

三井住友銀行の年収体系について、現行制度と2026年から導入予定の新制度の両方を詳しく解説します。

 

現行の年収体系・仕組み

基本的な年収構成

三井住友銀行の年収は以下の要素で構成されています。

 

年収 = 基本給 + 残業代 + 賞与(年2回)

 

賞与は業績に応じて変動しますが、一般的に月給の6か月分前後が支給され、年収に占める賞与の割合が比較的高いのが特徴です。

 

階層別昇進システム

三井住友銀行では明確な階層制度が設けられており、以下の順序で昇進します。

 

役職年収年次
A1~A7400~900万円1~7年目
V1~V71,000~1,400万円8~16年目
MG1~MG71,500~1,900万円16年目以上
SP層2,000万円以上評価による

 

昇進の特徴

  • 順当な昇進: 従来は8年目でA層からV層に昇進するのが一般的
  • 評価による差: 近年は一律昇進ではなく、評価によって数年単位の遅れが生じる場合がある
  • V層到達: V層に到達した時点で、残業代込みで年収1,000万円に到達

 

2026年導入予定の新人事制度

年功序列の完全廃止

三井住友銀行は2026年1月から革新的な人事制度改革を実施予定です。

 

主な変更点

 

  • 入社年次に基づく「階層」を完全廃止
  • 能力と実績に応じた給与体系の導入
  • シニア層の給与引き下げ制度(51歳以降の一律減額)を撤廃

 

若手への影響

 

新制度では20代の社員でも年収2,000万円に到達することが可能になります。これは能力の高い若手社員にとって大きなチャンスとなります。

 

中高年への影響

現行制度では51歳を境に給与が一律引き下げられていましたが、新制度ではこの仕組みが撤廃され、51歳以降も実績に応じて給与が上がる可能性があります。

 

職種別・専門職の待遇

デジタル・専門職の高額給与

新制度では以下の分野で特に高額給与が実現される予定です。

 

  • デジタル分野
  • IT・サイバーセキュリティ
  • データサイエンス
  • クオンツ(金融工学)

 

現行の職種別年収

オープンワークのデータによる職種別平均年収

 

  • 企画:944万円
  • 事務:785万円
  • 営業:669万円
  • 一般職:400万円

 

新卒初任給の大幅引き上げ

2025年入社から初任給を大幅に引き上げています。

 

  • 修士了: 28万円/月
  • 大学卒: 25万5,000円/月

 

これは従来の20万5,000円から約5万円の大幅アップで、優秀な人材確保を目的とした施策です。

まとめ

三井住友銀行の年収体系は、現在の階層制度から2026年には完全な成果主義へと大きく転換します。この変革により、年齢に関係なく能力と実績に応じた適正な報酬が支払われる仕組みが構築され、特に若手社員や専門職にとって大きなチャンスが生まれることになります。

 

三井住友銀行のボーナスの額・比率

三井住友銀行のボーナスについて、支給額や年収に占める比率を詳しく解説します。

ボーナスの基本的な仕組み

三井住友銀行では年2回(夏・冬)のボーナス支給が行われています。ボーナスは基本給と残業代、賞与で構成される年収体系の重要な要素となっています。

ボーナスの支給額・比率

基本的な支給水準

現職社員の証言によると、三井住友銀行のボーナスは以下の特徴があります。

 

  • 夏冬合わせて基本給の3.5ヶ月分程度
  • 年収に占める割合はそれほど高くない
  • ベースの比率が高いという特徴がある

 

評価による変動

ボーナスは個人の評価によって多少の変動はありますが、そもそもボーナスが年収に占める割合はあまり高くないのが三井住友銀行の特徴です。これは「ベースが高く、賞与が少ない金融独特の特徴」として現職社員からも言及されています。

 

2025年度の賃上げ方針

三井住友銀行は2025年度に実質8%程度の賃上げを実施する方針を発表しており、この中には賞与の増額も含まれています。これは3年連続のベースアップに加えて、ボーナス面でも待遇改善が図られることを意味します。

 

他のメガバンクとの比較

銀行業界全体の特徴として、年間を通じて支給されるボーナスが他業界に比べて高いことが挙げられます。特にメガバンクの場合、前年の業績が好調であればボーナスだけで数百万円に達することもあるとされています。

 

ボーナスの業績連動性

現職社員の証言では、賞与の全体プールは業績にあまり比例しないという特徴があります。ただし、個人の評価によって一定の変動はあり、その年の貢献度により評価マークが決まり、評価マークに応じて賞与額が決定される仕組みとなっています。

 

まとめ

三井住友銀行のボーナスは、基本給の3.5ヶ月分程度と安定的な水準を保っており、年収に占める比率はそれほど高くないものの、基本給が高水準に設定されているため、結果的に高額なボーナスが支給されています。2025年度からはさらなる増額も予定されており、従業員にとって魅力的な待遇となっています。

三井住友銀行と同業他社を比較した際の年収水準・年収偏差値

三井住友銀行の年収水準を同業他社と比較し、業界内での位置づけと年収偏差値について詳しく分析します。

メガバンクとの年収比較

3大メガバンクランキング

三井住友銀行はメガバンクの中で最も高い平均年収を誇っています。

 

順位銀行名平均年収平均年齢
1位三井住友銀行865万円40.3歳
2位三菱UFJ銀行813万円39.4歳
3位みずほ銀行812万円39.5歳

 

この結果から、三井住友銀行はメガバンクの中でトップの年収水準を維持していることが分かります。

 

銀行業界全体での位置づけ

銀行業界全体で見ると、三井住友銀行は上位に位置しています。

 

順位銀行名平均年収
1位日本政策投資銀行1,111万円
2位三菱UFJ信託銀行915万円
3位三井住友銀行865万円
4位日本政策金融公庫864万円
5位日本銀行847万円

 

地方銀行との比較

メガバンクと地方銀行の年収格差

三井住友銀行と地方銀行の年収には100万~200万円程度の差があります。

メガバンク

 

  • 三井住友銀行:865万円
  • 三菱UFJ銀行:813万円
  • みずほ銀行:812万円

 

地方銀行

 

  • 千葉銀行:766万円
  • スルガ銀行:735万円
  • 北陸銀行:627万円

 

年収偏差値

日本全体との比較

三井住友銀行の年収865万円は、日本の平均年収と比較して非常に高い水準です。

 

  • 日本人の平均年収:458万円(国税庁調査)
  • 三井住友銀行:865万円
  • 年収倍率:約1.9倍

 

年収偏差値の算出

40歳で年収865万円の場合、年収偏差値は約65-70程度と推定されます。これは上位10-15%に相当する非常に高い水準です。

 

競合優位性の要因

高年収を実現する理由

三井住友銀行がメガバンクトップの年収を実現している理由

 

  1. 業界No.1への上昇志向:常に業界トップを目指す企業姿勢
  2. 優秀な人材確保戦略:高い報酬設定による人材獲得競争
  3. 高収益体質:効率的な経営による高い利益率
  4. グローバル展開:海外事業による収益多様化

 

2026年新制度による更なる優位性

2026年から導入予定の新人事制度により、さらなる競合優位性が期待されます。

 

  • 年功序列の完全廃止
  • 20代で年収2,000万円も可能
  • 専門職への高額報酬

 

業界内での戦略的位置づけ

人材獲得競争での優位性

三井住友銀行は「メガバンクNo.2の位置から業界No.1を狙う」という明確な戦略のもと、高い報酬水準を設定しています。これにより、

 

  • 優秀な新卒学生の獲得
  • 中途採用市場での競争力向上
  • 既存社員の定着率向上

 

を実現しています。

 

将来性への投資

高い年収水準は、将来の成長分野への投資でもあります。

 

  • デジタル人材の確保
  • IT・サイバーセキュリティ専門職
  • データサイエンティスト
  • 金融工学専門家

 

まとめ

三井住友銀行の年収水準は、メガバンクトップであり、銀行業界全体でも上位3位に位置する非常に高い水準です。年収偏差値は65-70程度と推定され、日本の上位10-15%に相当します。

この高年収は単なる待遇改善ではなく、業界トップを目指す戦略的な人材投資として位置づけられており、2026年の新制度導入により、さらなる競合優位性の確立が期待されています。

 

三井住友銀行の年収に対する社員の口コミ

三井住友銀行の年収に対する社員の口コミを、実際の在籍者・元社員の声を基に詳しく分析します。

 

年収水準に対する総合的な満足度

高い満足度を示す口コミ

社員の年収に対する満足度は3.5/5.0と比較的高い水準を示しています。具体的な満足要因として以下の声が多く見られます。

 

ポジティブな評価

  • 「給与は非常に良い」
  • 「給与が高い」
  • 「安定している」
  • 「給与水準が高く、社員の満足度も高い」

 

年収構成への理解

26歳・新卒4年目社員の口コミでは「年収650万円」という具体的な数字とともに、給与制度の特徴について言及されています。

 

年代別・職種別の年収に対する評価

若手社員の声

25-29歳の平均年収519万円に対して、多くの若手社員が「比較的高い初任給」と評価しています。特に、

 

  • 初任給について「比較的高い」という評価
  • 新卒1年目でも「300万円」の年収を得られることへの満足

 

中堅社員の評価

30-34歳で平均年収678万円、35-39歳で平均年収761万円という水準について

 

  • 「総合職であれば、入社8年目時点で部長代理の職位に昇進でき」年収1000万円台に到達
  • 「基本的には8年目、院卒6年目で部長代理の役職がつき、年収が大幅に上がる」

 

高年収層の実態

年収1200万円の財務職社員からは「給与は非常に良い。しかし役職定年があり50歳過ぎから減り始める」という現実的な指摘もあります。

 

給与制度に対する具体的な評価

年功序列制度への評価

現行制度について

 

  • 「基本的には年功序列」
  • 「年功序列色が強く、キャリア入社の場合も、社会人歴を基に等級が決定」

 

2026年新制度への期待

「2026年度より人事制度の改定が発表」されており、この変更に対する期待の声も見られます。

 

職種別満足度の違い

営業職の評価

  • 営業職平均年収709万円
  • 「営業成績さえ残せる人であればどんどん年収は上がる」
  • 「企業の取締役や社長に会って直接話ができることは魅力」

 

専門職・事務職の評価

  • 企画職:944万円(OpenWorkデータ)
  • 事務職:785万円
  • 専門職:695万円

 

福利厚生・働き方への評価

年収以外の待遇面でも高い評価を得ています。

 

  • 「大企業だけあり福利厚生も充実している」
  • 「早帰り、時短勤務などの制度も整っているので女性も働きやすい」
  • 「給与や待遇について不満があるという口コミはほとんどみられない」

 

競合他社との比較に対する評価

社員からは「他のメガバンクと比較しても三井住友銀行は最も高い平均年収」という認識が共有されており、この点に対する満足度は高いようです。

 

課題として挙げられる点

一方で、以下のような課題も指摘されています。

 

  • 「役職定年があり50歳過ぎから減り始める」
  • 「体育会系の文化が根付いている」
  • 「ハードワーク」という側面

 

まとめ

三井住友銀行の年収に対する社員の口コミは、全体的に高い満足度を示しています。特に同業他社との比較優位性、安定した昇進制度、充実した福利厚生に対する評価が高く、「給与水準が高く、社員の満足度も高い」という総合的な評価が得られています。

 

2026年の新人事制度導入により、さらなる待遇改善への期待も高まっており、今後も高い年収満足度が維持される見込みです。

 

三井住友銀行の平均勤続年数・離職率

三井住友銀行の平均勤続年数と離職率について、最新のデータを基に詳しく解説します。

 

平均勤続年数の推移

最新データ(2024年3月期)

三井住友銀行の平均勤続年数は16年10ヶ月(16.8年)となっています。これは銀行業界の中でも比較的長い水準を示しています。

 

過去10年間の推移

平均勤続年数は継続的に伸び続けている傾向にあります。

 

年度平均勤続年数
2023年度16年10ヶ月
2022年度16年1ヶ月
2021年度15年3ヶ月
2020年度14年7ヶ月
2019年度14年0ヶ月

 

この上昇傾向は、三井住友銀行の平均年収の上昇傾向とも関連性があると分析されています。

 

離職率の状況

現在の離職率

三井住友銀行の離職率は3%(2023年度)と非常に低い水準を維持しています。これは業界平均と比較しても優秀な数値です。

 

新卒3年後離職率

新卒採用者の定着率も良好で、新卒3年後離職率は6%程度とされており、多くの新入社員が長期的に勤務していることが分かります。

 

同業他社との比較

銀行業界内での位置づけ

三井住友銀行の平均勤続年数16.8年は、銀行業界の中でも上位に位置しています。

 

  • あおぞら銀行:15.7年
  • 住宅金融支援機構:13.2年
  • 日本政策金融公庫:データ非公開

 

メガバンクとの比較

メガバンク3行の中でも、三井住友銀行は安定した勤続年数を維持しており、従業員の定着率の高さが特徴的です。

 

勤続年数が長い理由

高い年収水準

平均年収865万円という高い水準が、従業員の定着に大きく寄与しています。これは日本の平均年収458万円の約1.9倍に相当します。

 

充実した福利厚生

以下のような充実した制度が長期勤務を支えています。

 

  • 育児休業制度
  • 看護休暇制度
  • 短時間勤務制度
  • 独身寮・社宅制度
  • 各種社会保険完備

 

キャリア開発機会

8つの専門コースから選択できる多様なキャリアパスが用意されており、長期的な成長機会が提供されています。

 

  • グループリテールコース
  • グローバルバンキングコース
  • IT・デジタルコース
  • データサイエンスコース
  • サイバーセキュリティコース

 

働きやすさの指標

有給取得状況

平均有給取得日数は16.4日と、銀行業界の中でも良好な水準を維持しています。

 

残業時間

平均残業時間は16.2時間と、金融業界としては比較的抑制された水準となっています。

 

男女比率

男性45%:女性55%と女性の比率が高く、新卒採用女性比率も42.0%に上昇しており、多様性のある職場環境が整備されています。

 

2026年新制度の影響

2026年から導入予定の新人事制度により、さらなる人材定着が期待されています。

 

  • 年功序列の完全廃止による実力主義の導入
  • 専門職への高額報酬設定
  • 20代で年収2,000万円も可能な制度設計

 

まとめ

三井住友銀行は平均勤続年数16年10ヶ月、離職率3%という優秀な数値を示しており、これは高い年収水準、充実した福利厚生、多様なキャリア機会が相まって実現されています。

 

過去10年間で平均勤続年数が継続的に伸びていることからも、従業員満足度の向上と職場環境の改善が着実に進んでいることが分かります。

 

三井住友銀行の就職/転職難易度

三井住友銀行の就職・転職難易度、選考基準、採用手続について、最新の情報を基に詳しく解説します。

 

就職難易度

新卒採用の難易度

三井住友銀行の就職難易度は非常に高いとされています。

 

  • 選考難易度:4.4/5.0(就活会議調べ)
  • 採用倍率:11.6倍(就活会議データ)
  • 一般的な倍率:50倍とも言われています

 

この高い難易度は、全国から多数の優秀な学生がエントリーすることが主な要因です。

 

インターンシップの競争率

インターンシップの競争はさらに激しく

 

  • インターン倍率:60倍以上
  • 書類選考で落ちる場合がほとんど
  • 特に人気の「オープン5days」は非常に高倍率

 

選考基準・求める人物像

三井住友銀行が求める3つの要素

採用担当者が明確に示している求める人物像

 

プロフェッショナル

 

  • Integrity(誠実さ)を持ち、自身の責任を全うすること
  • 高い志と情熱を持ち、自身を高め続けること
  • スピード感を持って高い付加価値を提供すること

 

チームワーク

 

  • 自身と異なる価値観を認め、相手を尊重すること
  • 共通の目標の達成に向かってチームに貢献すること
  • 多様な人と共創し、チームとして力を発揮すること

 

選考で重視される要素

志望動機の4つのなぜが特に重要視されます。

 

  1. なぜ金融なのか
  2. なぜ銀行なのか
  3. なぜメガバンクなのか
  4. なぜ三井住友銀行なのか

 

これらについてロジカルな回答が求められます。

 

新卒採用の選考フロー

本選考(総合職)

標準的な選考フロー

 

  1. エントリーシート
  2. WEBテスト(玉手箱/CAB)
  3. 動画選考
  4. 一次面接(オンライン)
  5. 二次面接(対面)
  6. 最終面接(対面)
  7. 内定

 

インターン経由の優遇フロー

 

インターン参加者向け

 

  1. エントリーシート
  2. 適性検査
  3. グループディスカッション(オンライン)
  4. 一次面接(オンライン)
  5. インターンシップ(オンライン)
  6. エントリーシート(再提出)
  7. 二次面接(対面)
  8. 最終面接(対面)

 

選考対策のポイント

WEBテスト対策

玉手箱が選考の鬼門とされています。

 

  • 前年度は玉手箱で落ちる学生が多数
  • 必ず事前対策が必要
  • 玉手箱の解答集付き問題集での対策が効果的

 

エントリーシート対策

過去の出題例

 

  • あなたの自分ならではを教えて下さい(100字以内)
  • 具体的なエピソードや取り組み(400字以内)
  • 苦労したことや克服したこと、そこから得られたこと(400字以内)
  • 三井住友銀行を志望する理由について(400字以内)
  • 将来なりたい社会人像、または社会に出て仕事を通じて成し遂げたい夢や目標(200文字以内)

 

面接対策

面接の特徴

 

  • 人気企業で応募者が多いため、面接の難易度が高い
  • 「自分ならでは」の発見が重要
  • 早期からの自己分析が必須

 

募集職種・コース

2025年度新卒採用コース

10の専門コースから選択可能

 

  1. グループリテールコース
  2. Global Banking Course
  3. IT・デジタルコース
  4. グローバルマーケッツコース
  5. ガバナンスコース
  6. クオンツコース
  7. データサイエンスコース
  8. サイバーセキュリティコース
  9. リスクアナリストコース
  10. オペレーション・プロフェッショナルコース

 

また、コース選択をせず内定後に配属が決まる選択肢もあります。

 

転職難易度

中途採用の難易度

転職難易度は高いとされています。

 

  • キャリア採用枠は実務経験が必要
  • 他の応募者も高いレベルが予想される
  • 職種に応じた専門性が重視される

 

インターンシップ情報

インターン選考フロー

オープン5daysの場合

 

  1. エントリーシート(ES)提出・Webテスト
  2. グループディスカッション
  3. 面接

 

すべてオンラインで実施されます。

 

選考優遇について

 

公式には発表されていませんが、以下の優遇が報告されています。

 

  • 座談会への招待
  • 面接の一部省略
  • 書類選考落ちでも面談案内

 

まとめ

三井住友銀行の就職・転職は非常に高い難易度を誇り、特に以下の点が重要です。

 

  1. 早期からの準備:WEBテスト対策と自己分析
  2. 明確な志望動機:4つのなぜに対する論理的回答
  3. インターン参加:選考優遇の可能性
  4. 専門性の習得:各コースに応じたスキル・知識

 

メガバンクトップクラスの年収水準と安定性を誇る一方で、それに見合う高い選考基準が設けられているため、十分な準備と対策が成功の鍵となります。

 

三井住友銀行の労働時間・残業時間・福利厚生・労働条件に対する社員の口コミ

三井住友銀行の労働時間・残業時間・福利厚生・労働条件に対する社員の口コミを、実際の在籍者・元社員の声を基に詳しく分析します。

 

労働時間・残業時間に対する評価

残業時間の実態

平均残業時間は月15.5時間と公式データで示されており、これは金融業界としては比較的良好な水準です。

 

部署別の残業状況

  • 営業店:「営業店は45時間が上限で、毎日20時には帰れる」
  • 本部:「本部部署は比較的労働時間が長く」、「月30時間程度が平均で、繁忙期になると50時間程度」

 

残業管理の厳格化

ポジティブな変化として多くの口コミで言及されています。

 

  • 「最近はかなり厳格に残業管理される傾向があるので、特に営業はホワイト」
  • 「勤務時間、残業時間はパソコンのログ記録などで厳しく管理される」
  • 「残業代はしっかりと支給されます。1分単位でつけることができる」

 

早帰り制度の充実

早帰り制度について高い評価

  • 「月に2回16:10に帰ることができるため、ワークライフバランスは非常に良い」
  • 「早帰り日も部店によるが毎週一度設定しており、18時には退勤」

 

有給休暇・休暇制度への評価

有給取得率の高さ

有給取得率82.7%という高い水準について、社員からも満足の声

 

  • 「有給も月一度必ずとり、連続休暇もあります」
  • 「休暇はここ2-3年の間に格段に取りやすくなった。18日は取得しないと逆に指摘される」
  • 「福利厚生はしっかりしていて、有給は取りやすかった」

 

休暇取得の推進

会社の積極的な取り組み

 

  • 「休暇の多さ、取得のしやすさに関しては三井住友銀行としても注力している部分」
  • 「2025年度の休暇取得率を100%にする目標を掲げている」

 

福利厚生に対する高い評価

総合的な満足度

福利厚生の満足度は5.0/5.0という最高評価を獲得しています。

 

具体的な評価

 

  • 「銀行なので福利厚生や待遇は安定していてよかった」
  • 「福利厚生は手厚い。住宅補助は実質半分負担。インフルエンザの予防接種は無料等」
  • 「福利厚生は抜群」

 

住宅関連の充実

住宅支援制度への高い評価

 

  • 「寮に住むことで家賃を大きく抑えることができ、寮には食堂もあって食費も抑えられる」
  • 「独身寮・社宅制度」の充実
  • 「社食も一食200円くらいで食べられる恵まれた環境」

 

ワークライフバランスへの評価

総合的な満足度

ワークライフバランスの評価は4.8/5.0と非常に高い水準です。

 

具体的な評価

 

  • 「ワークライフバランスは取りやすい」
  • 「土日は完全に休める」
  • 「オンオフの切り替えはしっかりできる」

 

働き方改革の効果

近年の改善について

 

  • 「働き方改革に積極的に取り組んでいる」
  • 「RPAを活用した業務効率化を進め、全従業員の人事評価にも『業務効率化』を反映」

 

女性の働きやすさ

高い評価指標

女性の働きやすさは4.9/5.0という極めて高い評価

 

  • 「休みを取りやすく子育て中には働きやすい環境」
  • 「育休を取られている方は多かった」
  • 「女性の育休取得率」も高水準

 

部署・職種別の労働環境

営業店の評価

営業店勤務者の声

 

  • 「営業店の方がしっかり労務管理されていた」
  • 「支店長次第で働きやすさは変わるが基本的にコンプラ重視」

 

本部の状況

本部勤務の特徴

 

  • 「本部は裁量労働制が適用されており」
  • 「任される仕事内容によると思う」

 

課題として挙げられる点

部署間格差

改善点として指摘される内容

 

  • 「部署によって残業時間はかなり異なる」
  • 「店舗によって仕事量に差があり」
  • 「人が少ない。同業の友人に聞いても、明らかに人が少ないと感じる」

 

体育会系文化

文化面での課題

 

  • 「体育会系の上司が多かった印象なのでそういうノリが苦手な方は少し大変かもしれません」
  • 「体育会系のノリが苦手だと大変かも?」

 

リモートワーク・柔軟な働き方

リモートワークの導入

柔軟な働き方への取り組み

 

  • 「サテライトオフィス(全国約200拠点)を設置」
  • 「本社だけでなく支店でも一部リモートワーク」
  • リモート日数:週0.7回

 

まとめ

三井住友銀行の労働条件に対する社員の口コミは、全体的に非常に高い満足度を示しています。

 

高評価ポイント

  • 福利厚生:5.0/5.0の最高評価
  • ワークライフバランス:4.8/5.0
  • 女性の働きやすさ:4.9/5.0
  • 有給取得率:82.7%と業界トップクラス
  • 残業管理の厳格化と適正な残業代支給

 

改善が進んでいる点

  • 働き方改革による労働時間の適正化
  • 有給取得の積極的推進
  • 早帰り制度の充実

 

社員からは「福利厚生は抜群」「ワークライフバランスは取りやすい」という声が多く、メガバンクとしての安定性と近年の働き方改革の効果が高く評価されています。

 

三井住友銀行の社員の出身大学

三井住友銀行の社員の出身大学について、最新の採用実績データを基に詳しく解説します。

 

採用大学ランキング(最新データ)

2024年度採用実績

上位10大学の採用人数

 

順位大学名採用人数
1位慶應義塾大学67名
2位早稲田大学57名
3位関西学院大学25名
4位同志社大学23名
5位京都大学22名
6位神戸大学22名
7位大阪大学21名
8位青山学院大学20名
9位一橋大学19名
10位東京大学18名

 

別データによる採用実績

2022年度の採用実績では以下の順位も報告されています。

 

順位大学名採用人数
1位早稲田大学47名
2位慶應義塾大学43名
3位大阪大学42名
4位京都大学31名
5位同志社大学24名

 

採用実績のある大学一覧

主要採用大学

過去に採用実績のある大学

 

国立大学

 

  • 東京大学、京都大学、大阪大学、一橋大学
  • 神戸大学、九州大学、東北大学、北海道大学
  • 東京工業大学、大阪市立大学

 

私立大学

 

  • 慶應義塾大学、早稲田大学
  • 明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学(MARCH)
  • 同志社大学、関西学院大学、関西大学、立命館大学(関関同立)
  • 上智大学、東京理科大学、学習院大学

 

中堅大学からの採用実績

MARCH・関関同立以外の大学からも採用実績があります。

 

  • 日本大学
  • 専修大学
  • その他の中堅私立大学

 

学歴フィルターの実態

学歴フィルターの存在

三井住友銀行には学歴フィルターが存在すると分析されています:

  • 採用実績の大部分が難関大学で占められている
  • 特に早慶の採用人数が突出して多い
  • 東京一工や早慶・MARCH、関関同立が採用の中心

 

完全排除ではない

ただし、完全にMARCH未満が学歴フィルターではじかれることはないとも報告されています。

 

  • 日本大学や専修大学からの就職実績も確認されている
  • 中堅大学出身者でも選考突破の可能性はある

 

東大・早慶からの人気度

就職先ランキングでの位置

トップ大学の就職先として高い人気

 

  • 東京大学:就職先ランキング13位(23人)
  • 早稲田大学:同ランキング10位(47人)
  • 慶應義塾大学:同ランキング14位(43人)

 

金融業界での人気

ワンキャリア就活人気ランキング2026年卒

 

  • 金融部門で1位
  • 東大・京大部門で22位

 

役員の出身大学

現役員の学歴

主要役員の出身大学

 

役職氏名出身大学
代表取締役頭取CEO福留朗裕一橋大学経済学部
代表取締役兼副頭取執行役員工藤禎子慶應義塾大学経済学部
取締役会長髙島誠京都大学法学部

 

財閥系大学との関係

財閥の流れを汲む企業として、財閥との関わりが深い大学からの採用が強い傾向があります。

 

採用人数の推移

過去3年間の採用実績

新卒採用人数の推移

 

年度合計男性女性
2024年481名279名202名
2023年363名226名137名
2022年472名285名187名

 

男女比率:約6:4で男性がやや多い傾向

 

就職難易度との関係

高い競争率

採用倍率は約48.3倍以上と非常に高く、これが学歴重視の採用につながっています。

 

  • エントリー数:24,125人
  • 採用予定数:500人程度

 

大学群別の難易度

大学群別の就職難易度

 

  • 東京一工・早慶:比較的容易
  • MARCH・関関同立:狙い目
  • 日東駒専以下:挑戦的

 

まとめ

三井住友銀行の社員の出身大学は、慶應義塾大学と早稲田大学が圧倒的に多く、続いて関西学院大学、同志社大学、京都大学、神戸大学、大阪大学などの難関大学が上位を占めています

 

学歴フィルターは存在するものの、完全排除ではなく、中堅大学出身者にも機会はあります。ただし、早慶を中心とした難関大学出身者が採用の大部分を占めるのが現実であり、高い就職難易度を反映した結果となっています。

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