おすすめ法人向けChatGPTサービス15選|料金/機能~選び方まで
ChatGPTは、アメリカの売上上位企業500社のうち、既に80%以上が導入を決定するなど、多くの企業が業務への活用を進めています。
2023年3月には、ChatGPTの提供元であるOpenAIがChatGPTのAPIを公開しました。これをきっかけに、多くの企業がChatGPTを搭載した便利な生成AIサービスをリリースしています。
ChatGPTを搭載したサービスは、日本人ユーザーに向けてUIが改善されていたり、ChatGPTにはない新たな機能が追加されていたり、セキュリティレベルが高かったりと、通常のChatGPTより優れた点が多く存在します。そのため、近年では、ChatGPTよりも、ChatGPTを搭載したサービスを導入する企業やビジネスパーソンも増えています。
そこで本記事では、国内のChatGPTの法人向けサービスを全部で15個、それぞれの特徴・強み・料金などとともにわかりやすくご紹介します。
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目次
- 法人向けChatGPTサービスとは?
- 法人向けChatGPTサービスを利用する4つのメリット
- 法人向けChatGPTサービスでできる5つのこと
- 法人向けChatGPTサービスを選ぶ際の3つのポイント
- おすすめの法人向けChatGPTサービス15選
- <様々な用途に利用できる汎用型サービス>
- ①法人GAI:12業種に特化したプロンプトテンプレ搭載の生成AIプラットフォーム
- ②JAPAN AI Chat:様々な業務の効率を飛躍的に改善するAIチャットサービス
- ③exaBase:生成AIでDX化を実現する日本最大級のAIプラットフォーム
- ④ChatSense:万全のセキュリティ体制を整えた法人・自治体向けChatGPTサービス
- ⑤neoAI Chat:ChatGPTと連携したチャットボットをスピーディに構築できるサービス
- ⑥Kasanare:各企業のデータに合わせて生成AIの性能を改善・向上
- ⑦Crew:行政機関専用のChatGPT搭載業務効率化ツール
- ⑧AIアシスタント:GPT-4oにも対応した組織向けChatGPTの決定版
- <特定の用途に特化したサービス>
- 【1.議事録作成】
- 【2.社内情報検索】
- 【3.カスタマーサポート】
- 【4.Webサイト構築】
- 【5.FAQ作成】
- 法人向けChatGPTサービスを導入する際の3つの注意点
法人向けChatGPTサービスとは?
法人向けChatGPTサービスとは、ChatGPTをカスタマイズして法人向けに使いやすくしたサービスのことです。2023年3月にOpenAIがChatGPTのAPIを一般公開して以降、日本企業を含む多くの企業がChatGPTを搭載した業務効率化サービスをリリースしています。
日本企業がリリースしたChatGPTサービスは、日本語でのサポートがあることに加え、高度なセキュリティが実装されているため、通常のChatGPTと比べて、非常に使いやすい仕様になっています。
法人向けChatGPTサービスを利用する4つのメリット
法人向けChatGPTサービスを利用するメリットとして、以下の4つが挙げられます。
- ①特定のタスクを効率的に処理することができる
- ②わかりやすいUI設計で初心者でも使いやすい
- ③開発スキル不要ですぐにChatGPTを利用できる
- ④セキュリティ対策がしっかりと施されたものが多い
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①特定のタスクを効率的に処理することができる
法人向けChatGPTサービスの中には、音声文字起こし・議事録作成、要約・翻訳、チャットボットなど、特定のタスクに特化したものがあります。
特化したタスクについては、通常のChatGPTよりも使いやすく、アウトプットの質も高いものが多いです。例えば、時空テクノロジーズが提供するログミーツというツールは、会議の録音・文字起こし・要約という一連のタスクを自動化し、議事録作成を大幅に効率化することができます。
そのため、効率化したいタスクに特化した法人向けChatGPTサービスを利用することで、そのタスクをより効率的に遂行することが可能となります。
②わかりやすいUI設計で初心者でも使いやすい
日本企業が提供する法人向けChatGPTサービスは、当然ながら日本語で提供されており、わかりやすいUI設計となっています。そのため、日本人やAIサービスに慣れていない初心者にとっても使いやすいです。
また、サービスによっては、日本語でのカスタマーサポートが充実しているものもあり、導入後のトラブルにも対応してもらうことが可能です。
これに対し、通常のChatGPTは、日本語にも対応していますが、ホームページの利用規約等は基本的に英語でしか提供されておらず、日本語のカスタマーサポートもありません。
③開発スキル不要ですぐにChatGPTを利用できる
通常のChatGPTを会社に導入する場合、自社のシステムと統合するためにカスタマイズをしたり、新たにシステムを開発する必要があります。また、自社にフィットした生成AIを一から作るためには高度な開発能力が必要となります。
一方で、法人向けChatGPTサービスを利用すれば、開発スキル不要で、そのまますぐに導入可能です。また、カスタマーサポートが整っているものが多く、導入で困ったことがあった場合には、すぐに日本人の担当者に相談できる点も大きなメリットです。
④セキュリティ対策がしっかりと施されたものが多い
通常のChatGPTの場合、入力した情報はクラウド上に保管されるため、クラウドから他のユーザーに情報が流出するなどの情報漏洩のリスクがあります。
一方で、法人向けのChatGPTサービスの場合、企業でも安心して利用できるようにセキュリティ対策を万全に施したものが多いです。中には、入力した情報が学習・記録されないような仕組みとなっているものもあり、情報漏洩を心配することなく安心して利用できるように工夫されています。
2023年には、日本人のChatGPTアカウント661件が闇取引市場で流通していることが確認されるなど、ChatGPTの情報漏洩リスクがしばしば問題視される中、セキュリティが整ったChatGPTサービスへの注目はますます高まっています。
法人向けChatGPTサービスでできる5つのこと
法人向けChatGPTサービスを利用することでできることとして、主に以下の5つが挙げられます。
- ①文章の翻訳や校正を行う
- ②会議の議事録を自動で作成する
- ③キャッチコピーやクリエイティブを作成する
- ④社内のマニュアルやデータを瞬時に検索する
- ⑤カスタマーサービスを自動化する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①文章の翻訳や校正を行う
法人向けChatGPTサービスの中には文章の翻訳や校正に特化したツールがあります。文章の翻訳や校正は通常のChatGPTでもできますが、自分で適切な指示文(プロンプト)を考える必要があり、初心者にはややハードルが高い上、手間がかかります。
これに対し、ChatGPTサービスの場合、指定された箇所に文章を入れるだけで、あとは何の指示も出さずにその文章を翻訳・校正できるサービスもあり、初心者でも簡単に操作することが可能となっています。
②会議の議事録を自動で作成する
法人向けChatGPTサービスの中には、議事録の作成に特化したツールがあります。会議の音声を自動で文字起こししたり、会議メモを議事録の形式に自動でまとめたりするなど、議事録作成にかかる時間を大幅に短縮することが可能です。
中には、英語にも対応したサービスもあり、海外の人との英語での会議内容も正確に記録することができます。
③キャッチコピーやクリエイティブを作成する
ChatGPTのアイデア出しや画像生成のスキルをそのまま受け継いだChatGPTサービスは、広告のキャッチコピーやクリエイティブの作成にも活用することが可能です。
人間には思いつかないような独創的な表現を提案したり、見る人の目を惹きつけるキャッチーなイラストを瞬時に何パターンも生成でき、広告の質を大きく高めることができます。
④社内のマニュアルやデータを瞬時に検索する
法人向けChatGPTサービスに社内のマニュアルやノウハウなどのデータを学習させることで、自社専用のオリジナルな検索チャットボットを作成することができます。
これにより、従業員が会社の膨大なマニュアルから必要な情報を瞬時に取得できるようになったり、社内の知見やノウハウをスムーズに共有できるようになったりするなど、情報共有の円滑化を図ることが可能となります。
なお、自社の機密情報や従業員の個人情報を学習させる場合には、セキュリティ環境が整ったサービスを選択することが重要です。
⑤カスタマーサービスを自動化する
ChatGPTの対話能力を活かしたチャットボット機能を搭載したChatGPTサービスを利用することで、顧客からの問い合わせ対応などのカスタマーサービスを自動化・効率化することができます。
ChatGPTサービスに自社の製品やサービスに関する情報を学習させることで、顧客からの自社製品の使い方等に関する問い合わせにも自動で回答できるようになるなど、自動化の幅がさらに広がります。
これにより、顧客対応にかかる従業員の負担を軽減するとともに、24時間365日いつでもリアルタイムでの応答が可能となり顧客満足度が向上すると考えられます。
法人向けChatGPTサービスを選ぶ際の3つのポイント
法人向けChatGPTサービスを選ぶ際のポイントとして、以下の3つが挙げられます。
- ①利用目的と機能がマッチしているか
- ②費用対効果が見合うか
- ③セキュリティ対策は万全か
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①利用目的と機能がマッチしているか
法人向けChatGPTサービスにも様々な種類があり、サービスによって想定している利用目的や搭載されている機能、プロ向け/初心者向けなどのレベル感が異なります。
そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、各サービスの提供する機能がマッチしているか確認するようにしましょう。
②費用対効果が見合うか
法人向けChatGPTサービスの多くは、無料プランと有料プランが用意されていることが多く、本格的な利用をするためには有料プランへの加入が前提となっている場合もあります。
そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、価格に見合う利用価値がありそうか、他の無料/有料プランでは代用できないのか?などの検討をした上で、自分にとってコストパフォーマンスの高いサービスを選ぶようにしましょう。
③セキュリティ対策は万全か
会社がChatGPTを利用する場合には、機密情報や個人情報の漏洩がないようにセキュリティ対策をしっかりと施すことが不可欠です。
各ChatGPTサービスについて、入力した情報がどこに記録されるか、どのようなリスク対策の仕組みを導入しているか、これまで情報漏洩のトラブルが発生したことがないか、などを事前にチェックし、情報漏洩リスクの低いサービスを選定することが重要です。
AI総研では、ChatGPTサービスの導入を検討している企業様に向けて、導入計画の策定や中立的な立場からのサービス選定、実際の導入のご支援、導入後の運用支援まで一気通貫でサポートさせていただきます。ChatGPTやChatGPTサービスの導入を検討されている方は、是非お気軽にお問い合わせください。
おすすめの法人向けChatGPTサービス15選
おすすめの法人向けChatGPTサービスは以下の通りです。
<様々な用途に利用できる汎用型サービス>
- ①法人GAI:12業種に特化したプロンプトテンプレ搭載の生成AIプラットフォーム
- ②JAPAN AI Chat:様々な業務の効率を飛躍的に改善するAIチャットサービス
- ③exaBase:生成AIでDX化を実現する日本最大級のAIプラットフォーム
- ④ChatSense:万全のセキュリティ体制を整えた法人・自治体向けChatGPTサービス
- ⑤neoAI Chat:ChatGPTと連携したチャットボットをスピーディに構築できるサービス
- ⑥Kasanare:各企業のデータに合わせて生成AIの性能を改善・向上
- ⑦Crew:行政機関専用のChatGPT搭載業務効率化ツール
- ⑧AIアシスタント:GPT-4oにも対応した組織向けChatGPTの決定版
<特定の用途に特化したサービス>
- 1.議事録作成
- ⑨ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
- ⑩YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
- 2.社内情報検索
- ⑪Yoomナレッジ:社内のナレッジ管理を自動化し、社内情報検索を円滑化
- 3.カスタマーサポート
- ⑫AItoChat:ナレッジデータ×生成AIで精度の高い顧客サポートを実現
- ⑬FUNNEL:問い合わせ対応を自動化するオーダーメイド型チャットボット
- 4.Webサイト構築
- ⑭Clipkit:記事作成をGPTで自動化できるWebサイト構築ツール
- 5.FAQ作成
- ⑮Helpfeel:FAQ検索性能の向上やFAQ記事作成の自動化を実現するツール
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<様々な用途に利用できる汎用型サービス>
①法人GAI:12業種に特化したプロンプトテンプレ搭載の生成AIプラットフォーム
法人GAIは、AIソリューションを提供するギブリーが、2023年4月にリリースしたChatGPT搭載の法人向け生成AIプラットフォームです。法人でもChatGPTを簡単に使えるようにすることを目的に作られたサービスです。
法人GAIの特徴は以下の通りです。
- 自社の専用環境でChatGPTが利用可能になる
- 一般的なChatGPTの機能に加え、要約・添削・翻訳・FAQ自動生成が可能
- 12業種に特化した111個のプロンプトテンプレートを搭載
利用されたデータは学習に使用されず、機密情報のマスキング処理を行う機能も有しているため、情報漏洩の心配なく安心して利用することができます。料金は見積もり次第となっています。
②JAPAN AI Chat:様々な業務の効率を飛躍的に改善するAIチャットサービス
JAPAN AI Chatは、JAPAN AI株式会社が提供する、顧客企業専用にカスタマイズされたAIによりあらゆる業務の効率化を実現するAIチャットサービスです。GPT-4とAPI連携し、あらゆる業務の効率化を支援します。
JAPAN AI Chatの特徴は以下の通りです。
- カスタマーサポート、コンテンツ作成、調査・マーケティング、バックオフィス支援など、あらゆる業務の効率化を支援
- 様々な職種で使えるプロンプトテンプレートを搭載
- 各企業専用の対話環境を提供することでセキュリティ面の安全も確保
1ライセンスごとの従量課金形態であり、他のサービスと比較しても最安値レベルの料金設定となっています。
③exaBase:生成AIでDX化を実現する日本最大級のAIプラットフォーム
exaBaseは、エクサウィザーズが提供する日本最大級のAIプラットフォームです。ChatGPTや生成AIを活用することで、企業の経営課題の解決・DX推進のためのあらゆるソリューションを提供します。
exaBaseは、Products、AI Assets、Consulting Servicesの3つの要素から成り立っています。それぞれの概要は以下の通りです。
- Products:企業向けChatGPT、自治体専用ChatGPT、予測分析、チャットボットなどGUIベースのSaaSを中心としたプロダクト群
- AI Assets:年間300件以上のAIプロジェクトを実行しているエクサウィザーズが保有するAIモデルや知的財産などのAIに関する資産
- Consulting Services:AI知見に深いコンサルタントによるAI活用の支援
exaBaseは、国内時価総額トップ100社の半数以上を含む、500社超の企業にサービスを提供しています。
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④ChatSense:万全のセキュリティ体制を整えた法人・自治体向けChatGPTサービス
ChatSenseは、ナレッジセンスが提供する法人・自治体向けのChatGPTサービスです。300社以上の大企業・自治体が導入している人気サービスの一つとなっています。
ChatSenseの特徴は以下の通りです。
- 国内企業が必要なセキュリティ機能を全て網羅
- 組織管理者がアカウントを一括して管理可能
- 社内での利用状況を可視化できる機能付き
ビジネスプランは一人当たり月額980円、セキュリティがさらに万全に整ったエンタープライズプランは見積次第となっています。また、利用回数に制限はありますが、無料で利用することもできます。
⑤neoAI Chat:ChatGPTと連携したチャットボットをスピーディに構築できるサービス
neoAI Chatは、東京大学松尾研究所発のスタートアップであるneoAIが提供する、ChatGPTとAPI連携したチャットボットの構築支援サービスです。
neoAI Chatの特徴は以下の通りです。
- 顧客からの問い合わせ対応自動化や従業員向け社内資料検索システムなど様々な業務を効率化できるチャットボットをスピーディに構築
- Microsoft Azureを活用したクローズドな環境でセキュリティも万全
neoAI Chatを導入することで、応対コストが70%カットされるという効果が見込まれています。料金は要問合せですが、無料でデモを行うことも可能となっています。
⑥Kasanare:各企業のデータに合わせて生成AIの性能を改善・向上
Kasanareは、各企業のデータに合わせてChatGPTなどの生成AIの性能を向上させることができるSaaSです。株式会社カサナレが提供しています。
Kasanareの特徴は以下の通りです。
- オーダーメイドのRAGでハルシネーションを抑制
- 各企業のデータに合わせた最適な手段を用いて人間同等の推論力を構築
- 顧客や従業員からのあらゆる質問を想定した類似値80%以上の検索性能を誇る
料金は工数等によって変わりますが、開発費用は250万円~、運用費用は約32万円程度かかるのが一般的です。
⑦Crew:行政機関専用のChatGPT搭載業務効率化ツール
Crewは、株式会社クラフターが提供する、ChatGPTを搭載した業務効率化ツールです。ChatGPTを安全に使うための行政機関専用の定額制SaaSサービスです。
Crewの特徴は以下の通りです。
- 自治体や官公庁などの行政機関向けに提供されている
- 文書をアップロードし、その文書をもとにした回答が可能、反復タスクや新規採用者のオンボーディングを自動化・効率化
- グループチャット機能により複数人での情報共有が可能
自治体でも安心して使えるように、セキュリティ対策も万全に施されています。料金は、アカウント数と従量制での課金体系となっており、詳しい金額については問い合わせが必要となっています。
⑧AIアシスタント:GPT-4oにも対応した組織向けChatGPTの決定版
AIアシスタントは、ChatGPTやAIサービスの開発を手掛けるアーガイルが提供する、企業向けChatGPTサービスです。
アーガイルのAIアシスタントの特徴は以下の通りです。
- ChatGPTの最新モデルGPT-4oにも対応
- 社内データを参照するRAG機能がオプションとして提供されている
- プロンプト制作代行、社内セミナー、AI導入コンサルティングなどサービス導入後のサポート体制も万全
AIアシスタントの初期導入費は14.8万円~、月額利用費は2.4万円~となっています。また、1週間の無料トライアルも用意されています。
<特定の用途に特化したサービス>
【1.議事録作成】
⑨ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
ログミーツpowered by GPT-3/4は、時空テクノロジーズが提供する、ChatGPTとAPI連携した議事録・メモ作成及び要約ツールです。
ログミーツpowered by GPT-3/4の特徴は以下の通りです。
- 録音、文字起こし、要約という議事録作成に必要な一連のタスクを自動化
- Zoom、Google Meets、Teamsなどを用いたあらゆる会議の内容をリアルタイムで文字起こしし、その内容を自動で議事録にまとめる
その精度の高さと便利さから、200以上の地方自治体に導入されており、民間企業での導入も進んでいます。料金は、月額で10,000円~となっており、無料トライアルも可能です。
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⑩YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
YOMELは、アーニーMLG株式会社が提供する、ワンクリックで議事録を作成することができるAIによる議事録作成ツールです。社内会議や商談において、会議参加者の発言を自動でテキスト化し、すぐに議事録にまとめることができます。
YOMELの特徴は以下の通りです。
- 会議後、たったのワンクリックで9~10割の議事録が完成
- よく使う単語の辞書登録や要点の自動リストアップ、ChatGPT APIと連携した自動要約など様々な機能を搭載
PayPay、GMO等の大手企業にも多数導入されており、月間利用数は15万回に到達しています。議事録作成できる会議時間の上限に応じて、スタータープラン(月額28,000円)からビジネスプラン(月額180,000円)まで用意されています。
【2.社内情報検索】
⑪Yoomナレッジ:社内のナレッジ管理を自動化し、社内情報検索を円滑化
Yoomナレッジは、Yoom株式会社が提供する、社内のナレッジ管理を自動化し、従業員の情報検索を大幅に効率化するChatGPT APIと連携したツールです。
Yoomナレッジの特徴は以下の通りです。
- Teams、Slack、Notion、Outlookなど国内外の20以上のアプリ/サービスとノーコードで連携
- Slackでの会話やドキュメントなど様々なソースから自動的に情報を集約し、自動でナレッジを蓄積
- 従業員は対話形式でナレッジを検索することができ、求める情報へのアクセススピードが格段にアップ
料金は、GPT-3.5搭載のプランで月額750円、GPT-4搭載のプランで月額2,500円となっています。
【3.カスタマーサポート】
⑫AItoChat:ナレッジデータ×生成AIで精度の高い顧客サポートを実現
AItoChatは、メディアリンクが提供する、RAG型AIチャットボットです。RAG技術と大規模言語モデル(LLM)を組み合わせ、自社ナレッジをデータベース化して、ユーザーが検索できるようにする新世代型のAIチャットボットです。
AItoChatの特徴は以下の通りです。
- ChatGPTなどのLLMを活用し精度の高い顧客サポートを実現
- 顧客サポートを実現するための最適なナレッジデータベースを備える
- RAG技術を取り入れ、自社データ活用を可能に
料金については問い合わせが必要ですが、無料トライアルも可能となっています。
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⑬FUNNEL:問い合わせ対応を自動化するオーダーメイド型チャットボット
FUNNELは、Lighthouseが提供する問い合わせ対応を自動化するチャットボットです。各社の独自データを学習したChatGPTが顧客への問い合わせに対応します。
FUNNELの特徴は以下の通りです。
- システムの運用コストはすべてLighthouseが負担
- 顧客の状況に合わせてあらゆる機能をカスタマイズ可能
- 従業員向けの社内情報検索ツールやユーザーニーズの可視化・分析のためのダッシュボードとしても活用可能
料金については問い合わせが必要ですが、無料トライアルも可能となっています。学習データはOpenAIの学習には一切利用されないため、情報漏洩リスクも低いです。
【4.Webサイト構築】
⑭Clipkit:記事作成をGPTで自動化できるWebサイト構築ツール
Clipkitは、スマートメディアが提供するSaaS型Webサイト構築ツールです。2023年3月から、GPT-3を搭載し、AIライティングアシスタントとして実装しました。
ClipkitのGPT機能の特徴は以下の通りです。
- Webサイト上の記事作成にかかる工数を大幅に削減
- コンテンツの土台をAIがつくるため、従業員は、企業ならではのノウハウ発信やストーリーの考案に注力できる
2023年5月にはGPT-3.5にも対応し、記事の構成をわずか3分で完成できるようになりました。Clipkitの料金はプランごとに異なりますが、一番人気の機能充実プランでは初期費用30,000円、月額50,000円となっています。
【5.FAQ作成】
⑮Helpfeel:FAQ検索性能の向上やFAQ記事作成の自動化を実現するツール
Helpfeelは、株式会社Helpfeelが提供する、FAQサイトの検索性能を向上させることで、顧客からの問い合わせ対応の削減と顧客満足度向上を実現するツールです。
Helpfeelの特徴は以下の通りです。
- AIが検索意図を予測することで、ヒット率98%という圧倒的な検索性能を実現
- ChatGPTでFAQを自動で作成し、FAQ記事の作成時間を50%も削減可能
Helpfeelは現時点までで300サイト以上に導入されています。料金は見積り次第となります。
法人向けChatGPTサービスを導入する際の3つの注意点
法人向けChatGPTサービスを導入する際の注意点として、以下の3つが挙げられます。
- ①自社の業務・業態に応じた独自のカスタマイズには限界がある
- ②セキュリティがしっかりと整えられたサービスを選ぶ
- ③サービス提供者への依存性が高まる
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
※AI/ChatGPTを導入する前に必ず押さえておきたい、基礎知識や導入方法3パターンの比較、リスクと対策などをまとめた資料をダウンロード頂けます。
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①自社の業務・業態に応じた独自のカスタマイズには限界がある
ChatGPTサービスは、すでに一つのツールとして完成しているため、自社の業務や業態に応じたカスタマイズには限界があります。
自社の課題や目的にマッチしたサービスを見つけるのは簡単ではありません。そのようなサービスが見つからない場合には、専門のコンサルティング会社に相談して、自社専用にカスタマイズされたツールを導入するのがおすすめです。
AI総研では、幅広い業界での支援経験や、国内最大級の法人向けAIメディア運営で培った豊富な知見に基づき、各社の課題解決・目的達成にこだわった、オーダーメイドのAI・ChatGPTツールの選定・導入を支援しています。AI・ChatGPTの活用について相談されたい方は、お気軽にお問い合わせください。
②セキュリティがしっかりと整えられたサービスを選ぶ
ChatGPTサービスを法人が利用する場合には、企業の機密情報や顧客・従業員の個人情報などをChatGPTに読み込ませることとなります。そのため、情報漏洩のリスクには十分に注意する必要があります。
導入しようとしているサービスが、十分なセキュリティ対策を施しているかをしっかりと確認しましょう。ChatGPTに情報を学習させない仕組みとなっているものや、アクセス制限を設けられるものがおすすめです。
③サービス提供者への依存性が高まる
自社に合ったChatGPTサービスを導入したとしても、そのサービスの提供者がサービスを終了したり、大幅な値上げを行うなどした場合には、そのサービスを使い続けることは困難となります。
このように、ChatGPTサービスの提供者に依存してしまうことが、ChatGPTサービスを利用する大きなリスクとなります。
そのため、ChatGPTサービスを導入した後も、代わりになるサービスや手段を用意しておくことが重要です。
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- 興味はあるが、そもそも活用するかどうか迷っている
- 自社に合った活用方法へのアドバイスが欲しい
- 自社の企画の参考になる活用事例を知りたい
- どのように活用を進めていけば良いか分からず困っている