ChatGPTは月額いくら?無料版との違い/選び方や支払方法も紹介

2022年11月のリリース以降、2ヶ月で1億ユーザーを突破するなど、驚異的なペースで普及が進むChatGPT。

 

ChatGPTは無料でも利用できますが、有料版を利用すれば、性能が格段にアップし、活用の幅がさらに広がります

 

本記事では、ChatGPTの利用を検討している方に向けて、月額料金や無料版との違いなどをわかりやすくご紹介します。


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そもそもChatGPTとは

そもそもChatGPTとは

ChatGPTとは、人間と会話しているような形式でやりとりができるAIツールのことです。

ユーザーの指示に基づき、質問への回答や文章の要約/翻訳、メールや企画書の文書作成などの幅広い知的作業を自動で行うことが可能です。

 

ChatGPTのGPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、本に換算すると約25万冊分以上の、圧倒的に大規模な言語データを事前に学習させることで、従来人間にしかできなかった知的な作業を高精度で実施することが可能となっています。

 

ChatGPTは、アメリカのスタートアップ企業のOpenAI社により、2022年11月にリリースされました。その後、リリースから5日間で100万人、2ヶ月で1億人と世界最速でユーザーを獲得したサービスとなり、大きな注目を集めています。

 

ChatGPTの登場は、電気やインターネットの登場と同レベルの産業革命に匹敵すると言われています。ゴールドマンサックスは、今後アメリカの全職種のうち3分の2がChatGPTを代表とする生成AIの影響を受け、世界の年間GDPを7%引き上げる可能性があると発表しており、国内外の多くの企業が業務への活用を進めています。

 

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ChatGPTの全プランの月額料金比較表

ChatGPTの全プランの月額料金比較表

ChatGPTの全プランの月額料金の比較表は上の図の通りです。

 

有料版の中では最も安いChatGPT Plusは月額20ドル(日本円で約3,000円)、主に企業での利用が想定されるChatGPT Teamは一人当たり月額30ドル(年間プランの場合は25ドル)となっています。

 

また、最も性能が高いChatGPT Enterpriseは、企業規模やニーズに応じて料金が変わります。

ChatGPT有料版の月額の支払方法

ChatGPT有料版の月額の支払方法

ChatGPTの月額料金の支払方法は、上記表のとおりです。基本的にはクレジットカード、Apple Pay、Google Payのいずれかのみであり、原則としてデビットカードや振込み等での支払いはできません。

ChatGPT有料版と無料版の違い7選

GPT 4を搭載した有料版と無料版の違い

ChatGPT有料版と無料版の違いとして、以下の7つの観点が挙げられます。

 

  • ①利用料金
  • ②できること
  • ③モデル/回答精度
  • ④回答速度
  • ⑤利用制限
  • ⑥入力方法
  • ⑦どんな人におすすめか

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①利用料金

ChatGPT有料版の場合、月額20ドル(日本円で約3,000円)の利用料金がかかります。

②できること

無料版であっても、文章作成やアイデア出しなど基本的な機能は利用することができます

 

有料版では、基本的な機能に加えて、Web上での最新情報の参照やプラグイン機能の使用などが可能となり、活用の幅が大きく広がります。

③モデル/回答精度

無料版では、GPT-3.5というモデルが使われており、一定の精度で回答してくれます。有料版では、GPT-4という最新モデルが使われており、高度な質問や複雑な指示にも対応し、回答精度も圧倒的に高いです。

④回答速度

有料版では、あまりに複雑な質問以外は、基本的に数秒以内に回答が出力されます。一方で、無料版は、有料版と比べるとやや回答までに時間がかかることが多いです。

⑤利用制限

無料版では、混雑時には利用制限がかかることがあります。一方で、有料版の場合、混雑時にも優先的に利用することができます

⑥入力方法

無料版では、テキストを入力して質問をするという入力方法のみが可能です。一方、有料版では、画像やPDF資料の読み取り、エクセルからのデータ抽出なども可能です。

⑦どんな人におすすめか

無料版は、主にプライベートでChatGPTを使いたい人におすすめです。一方、有料版は、仕事の効率化や業務の質向上に役立てたいビジネスパーソンにおすすめです。

ChatGPT有料版と無料版の選び方

有料版がおすすめの方

有料版であるChatGPT Plusは、より回答の精度やスピードが高く、また資料の読み取りやデータ分析など様々な機能が利用可能です。

 

そのため、ビジネスでChatGPTを活用する方は、利用頻度も高く、活用の用途も多岐に渡るため、有料版を選択されるのがおすすめです。

無料版がおすすめの方

ChatGPTは無料版でも、日常会話や文章作成、翻訳などの一通りの用途で十分に利用可能です。

 

また、回答の精度や速度などの性能は、1年前と比べると飛躍的に向上しています。

 

そのため、どんなツールなのか試してみたい方や、プライベートでChatGPTを利用する方などは、まずは無料版から利用を始めるのがおすすめです。

 

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【画像あり】ChatGPT Plusの始め方

PC/WebブラウザでのChatGPT Plusの始め方

PC/WebブラウザからChatGPT Plusを始める場合、まずは、公式サイトからChatGPTのアカウントを登録する必要があります。具体的な手順について、6つのステップに分けてわかりやすく紹介していきます。

 

1.ChatGPTの公式サイトにアクセスし、「Try ChatGPT」をクリック

 

「Try ChatGPT」をクリック

 

2.初めて利用する場合はアカウントがまだないので、以下の「Sign up」をクリック

「Sign up」をクリック ChatGPT

  

3.メールアドレスまたはGoogle/Microsoft/Appleのいずれかのアカウントで登録。メールアドレスで登録した場合にはパスワードの設定が必要となります。

 

アカウント作成 ChatGPT

 

4.登録したメールアドレスまたはアカウント宛てにメールが届くので、「Verify email address」をクリック。その後、名前と電話番号を入力し、ショートメッセージで送られてきた6桁の認証コードを入力。

 

その後画面に従ってログインすれば、ChatGPTの無料版を使えるようになります

 

Verify email address ChatGPT

 

5.初回のログイン時点では無料版のGPT3.5が適用されているため、ChatGPT Plusを申し込む必要があります。ChatGPTの画面左下にある「Upgrade Plan」をクリックします。

 

ChatGPT Upgrade Plan

 

6.以下の通りプランを選択する画面が表示されるため、「Upgrade to Plus」を選択。その後クレジットカード情報や住所を入力すれば決済完了です。

 

ChatGPT Upgrade to Plus

決済完了後は「Continue」をクリックすることでChatGPT Plusの登録が完了し、GPT 4を備えた有料版が使えるようになります。

 

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スマホアプリでのChatGPT Plusの始め方

ChatGPT Plusはスマホアプリ(iOS・Android)でも提供されています。無料版のアプリをインストールし、ChatGPT Plusにアップグレードすることで利用できるようになります。

 

1.無料版アプリのインストール

iOSであればApp Store、AndroidであればGoogle Play StoreからChatGPTのアプリをインストールすれば、すぐに無料版を利用することができます

 

ChatGPTのアプリ

 

2.ChatGPT Plusへのアップグレード

ChatGPT Plusは、①自分のアカウント名の右横にある「・・・」のマークをクリック⇒②設定画面から「Subscription」の項目を選択⇒③ChatGPT Plusの画面で「Subscribe」をクリックという手順を経ることで、申込みが完了し、利用可能となります。

 

ChatGPT Subscribe

ChatGPT Plusの使い方【具体例有】

ChatGPT Plusの使い方は基本的には無料版と同様であり、非常に簡単です。まるで人間に質問するように日本語でメッセージを送るだけで回答を得ることができます。

 

ChatGPT テキストボックス

ホーム画面下部のテキストボックスに、日本語で質問を入力すると、自動で日本語の回答がなされます。 

 

以下は私が、ChatGPTに「ChatGPTでできることは?」と質問した際の回答です。

 

ChatGPT 回答

また、ChatGPTでは、”対話型AI”とも呼ばれる通り、前の質問に続ける形で、何度も質問を繰り返すことができます。

 

以下は、先ほどの回答の中で「特に初心者におすすめの利用方法は?」と質問した際の回答です。

 

ChatGPT 回答

このように、初心者でも幅広い用途で手軽に活用できるAIであることが、ChatGPTの最大の特徴になります。

ChatGPTを利用する際の3つの注意点

ChatGPTを利用する際の3つの注意点

ChatGPTを利用する際に注意すべき点として以下の3つが挙げられます。

 

  • ①個人情報や機密情報を入力しない
  • ②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い
  • ③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①個人情報や機密情報を入力しない

ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。

 

そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。

 

ChatGPTに機密情報を入力しなければならない場合には、ChatGPTに入力したデータを学習させないようにするオプトアウト機能をオンにすることで、情報漏洩リスクを回避することができます。

 

ChatGPTのオプトアウト機能の設定方法や注意点については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。

ChatGPTのオプトアウト機能とは?情報漏洩を防ぐ設定方法を紹介

②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い

ChatGPTも全知全能の万能ツールではないので、あまりにも高度に専門的な質問には応えられない場合があります。また、プラグイン等を利用しない限り、最新の情報を反映した回答はできないため、リアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低いです。

③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする

ChatGPTによる回答や生成されたコンテンツは、基本的には正確なものですが、誤りや不適切な表現が含まれている場合もあります。そのため、ChatGPTの生成物を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。

ChatGPTを使いこなすための5つのコツ

ChatGPTを使いこなすための5つのコツ

ChatGPTを使いこなすためのコツとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
  • ②質問の背景や文脈を共有する
  • ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
  • ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
  • ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

ChatGPTから期待する回答を引き出すためのプロンプトのテンプレ集は、以下の記事でわかりやすく紹介しています。

仕事で使えるChatGPTのプロンプトテンプレート例文集17選

①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする

自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。

 

プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。

②質問の背景や文脈を共有する

単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。

 

また、ChatGPTに対して「戦略コンサルタントになったつもりで回答してください。」「あなたは大学教授です。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります

③回答の参考になる情報や回答例を記載する

プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。

 

例えば、ある会社について説明してほしい場合には、回答に含めてほしい内容の例(CEOの名前、設立年、所在地、代表的なサービスなど)をプロンプトに含めることで、自分が求める情報が得られる可能性が高まります。

④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する

質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。

⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する

丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。

 

また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。

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