ChatGPTに表を読み込ませる2つの方法|コツや注意点も紹介

ChatGPT 表 を 読み込ませる

2022年11月のリリース以降、2ヶ月で1億ユーザーを突破するなど、驚異的なペースで普及が進むChatGPT。

 

ChatGPTに表を読み込ませることで、その内容を分析させたり、グラフに変換したりすることができます。

 

本記事では、ChatGPTに表を読み込ませる簡単な方法を、画像付きでわかりやすくご紹介します。


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ChatGPTに表を読み込ませる2つの方法

ChatGPTに表を読み込ませる2つの方法

ChatGPTに表を読み込ませる方法として、以下の2通りが挙げられます。

 

  • ①表の内容を直接入力する(無料)
  • ②Excelファイルを読み込ませる

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

①表の内容を直接入力する(無料)

ChatGPTに表の内容を直接入力することで、無料で表の内容を読み込ませることができます

 

具体的なプロンプトと実際の回答例は以下の通りです。

 

【プロンプト例】

以下のデータは、3人の生徒の国語、数学、英語の点数を集計した表の内容です。

これを読み込んだうえで、分析してください。

 

###表の内容:

生徒A

・国語:75点

・数学:83点

・英語:65点

 

生徒B

・国語:59点

・数学:75点

・英語:92点

生徒C

・国語:65点

・数学:69点

・英語:88点

  

【実際の回答例】

 

表の内容を直接入力する 実際の回答例

※上記は、ChatGPT無料版で、生徒の各点数結果を読み込ませ、分析した結果です。平均点を算出し、どの生徒が一番点数が高いかという単純な分析を行っています。ChatGPT有料版のGPT-4を使えば、平均点だけでなく、最高点や標準偏差の算定などさらに高度な分析をすることができます。

②Excelファイルを読み込ませる

ChatGPTの有料版では、Excelなどのファイルを直接アップロードし、読み込ませることができます

 

具体的なプロンプトと実際の回答例は以下の通りです。

 

【プロンプト例】

添付のExcel内の表を読み込んだうえで、月ごとに金額を集計した棒グラフを作成してください。

その上で、グラフからわかることを考察してください。

 

※実際のExcelデータとプロンプトを入力した画面は以下の通りです。

Excelファイルを読み込ませる プロンプト例

 

【実際の回答例】

Excelファイルを読み込ませる 実際の回答例

※上記は、月別のある商品の売上表を記載したExcelを読み込ませ、これをもとに月ごとの売上を棒グラフで作成してもらった結果です。人の手で行うと時間のかかるグラフ作成も、ChatGPTで自動で行うことができ、大幅な業務効率化を実現することができます。

ChatGPTに表を読み込ませる際の3つの注意点

ChatGPTに表を読み込ませる際の3つの注意点

ChatGPTに表を読み込ませる際の注意点として、以下の3つが挙げられます。

 

  • ①あまりにも高度で複雑な表はうまく読み込めない場合がある
  • ②個人情報や機密情報を入力しないようにする
  • ③表に基づく分析結果等を業務で活用する場合には事前にダブルチェックをする

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

①あまりにも高度で複雑な表はうまく作成できない場合がある

ChatGPTも全知全能の万能ツールではないので、あまりにも高度で複雑な表は上手く読み取れない場合があります。

 

複雑な表を読み込ませたい場合には、いくつかの単純なステップに分けて指示を出すなどの工夫をすることが重要です。

②個人情報や機密情報を入力しないようにする

ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。

 

そのため、表の中に、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などが含まれていると、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。

 

ChatGPTに機密情報を入力しなければならない場合には、ChatGPTに入力したデータを学習させないようにするオプトアウト機能をオンにすることで、情報漏洩リスクを回避することができます。

 

ChatGPTのオプトアウト機能の設定方法や注意点については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。

ChatGPTのオプトアウト機能とは?情報漏洩を防ぐ設定方法を紹介

③表に基づく分析結果等を業務で活用する場合には事前にダブルチェックをする

ChatGPTによる表の分析結果等は、基本的には正確なものですが、誤りや不適切な表現が含まれている場合もあります。そのため、ChatGPTの分析結果等を業務に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。

ChatGPTを上手に使いこなす5つのコツ

ChatGPTを使いこなすための5つのコツ

ChatGPTを使いこなすためのコツとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
  • ②質問の背景や文脈を共有する
  • ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
  • ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
  • ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

ChatGPTから期待する回答を引き出すためのプロンプトのテンプレ集は、以下の記事でわかりやすく紹介しています。

仕事で使えるChatGPTのプロンプトテンプレート例文集17選

①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする

自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。

 

プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。

②質問の背景や文脈を共有する

単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。

 

また、ChatGPTに対して「戦略コンサルタントになったつもりで回答してください。」「あなたは大学教授です。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります

③回答の参考になる情報や回答例を記載する

プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。

 

例えば、ある会社について説明してほしい場合には、回答に含めてほしい内容の例(CEOの名前、設立年、所在地、代表的なサービスなど)をプロンプトに含めることで、自分が求める情報が得られる可能性が高まります。

④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する

質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。

⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する

丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。

 

また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。

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