ChatGPT4に利用制限はある?GPT3.5との違いや対処法も紹介

2022年11月のリリース以降、2ヶ月で1億ユーザーを突破するなど、驚異的なペースで普及が進むChatGPT。

 

実は、ChatGPTには文字数や質問回数に制限があり、有料版のChatGPT 4でも、この制限を完全に解除することはできません

 

本記事では、ChatGPT 4及び無料版であるChatGPT 3.5の利用制限について、対処法とともにわかりやすくご紹介します。


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ChatGPT 4とChatGPT 3.5の利用制限の違い

ChatGPT 4とChatGPT 3.5の利用制限の違い

ChatGPT 4とChatGPT 3.5の文字数・質問回数の制限は上記の通りです。

 

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①文字数の上限

ChatGPTの文字数の上限は、ChatGPT 3.5では1回の質問につき約2,048文字、ChatGPT 4では約2万5,000文字が上限となっています。

 

もっとも、厳密には文字数ではなくトークン数(ChatGPTがテキストを処理する基本単位)で計算されます。日本語の場合、ひらがな・カタカナ・漢字などの表記によってトークン数が変動するため、確定した上限文字数は公開されていません

 

ChatGPTに文字数制限があるのは、あまりにも長すぎる文章を入力するとデータ処理に大きな負荷がかかり、回答の精度が低下したり、前後の文脈を考慮した回答ができなくなるためです。そのため、長い文章を入力する場合には、文字数制限を超えないように質問の仕方を工夫する必要があります。

②質問回数の上限

ChatGPTへの質問回数の上限は、ChatGPT 4では1分あたり最大600回、ChatGPT 3.5では1分あたり最大60回となっています。

 

もっとも、質問回数の上限は、その時々のユーザー数や回線の状況によって上下するため、あくまで目安です。

ChatGPT 4の利用制限への4つの対処法

ChatGPT 4の利用制限への4つの対処法

ChatGPT 4に登録しても、文字数や回数の制限を完全に解除することはできません。もっとも、以下のような方法をとることで、利用制限に対処することができます。

 

  • ①質問を短く簡潔にまとめる
  • ②質問を複数回に分けて送信する
  • ③直前の回答内容を引用して質問する
  • ④短くまとまったプロンプトの型を用意しておく

 

以上の4つの方法を上手く活用することにより、制限がある中でも、ChatGPTを最大限有効に活用することができます。

 

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ChatGPT 4を利用する際の3つの注意点

ChatGPTを利用する際の3つの注意点

ChatGPT 4を利用する際に注意すべき点として以下の3つが挙げられます。

 

  • ①個人情報や機密情報を入力しない
  • ②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い
  • ③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①個人情報や機密情報を入力しない

ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。

 

そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。

 

ChatGPTに機密情報を入力しなければならない場合には、ChatGPTに入力したデータを学習させないようにするオプトアウト機能をオンにすることで、情報漏洩リスクを回避することができます。

 

ChatGPTのオプトアウト機能の設定方法や注意点については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。

ChatGPTのオプトアウト機能とは?情報漏洩を防ぐ設定方法を紹介

②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い

ChatGPTも全知全能の万能ツールではないので、あまりにも高度に専門的な質問には応えられない場合があります。また、プラグイン等を利用しない限り、最新の情報を反映した回答はできないため、リアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低いです。

③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする

ChatGPTによる回答や生成されたコンテンツは、基本的には正確なものですが、誤りや不適切な表現が含まれている場合もあります。そのため、ChatGPTの生成物を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。

【比較表】ChatGPTの全5プランの比較・選び方

【比較表】ChatGPTの全5プランの比較・選び方

ChatGPTには全部で5つのプランがあり、それぞれの料金や特徴を比較した表は上記の通りです。

 

  • ①ChatGPT(無料版)
  • ②ChatGPT Plus(有料版)
  • ③ChatGPT Team
  • ④ChatGPT EnterPrise
  • ⑤ChatGPTのAPIを利用しシステムを構築

 

それぞれのプランの概要や特徴についてわかりやすく説明していきます。

 

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①ChatGPT(無料版)

ChatGPT(無料版)を利用
(画像:OpenAI)

ChatGPTの無料版は、個人利用を想定されたプランで、日常会話や文章作成、翻訳などの一通りの用途で十分に利用可能です。

 

また、回答の精度や速度などの性能は、1年前と比べると飛躍的に向上しており、無料で利用できるとは思えないほど便利なサービスとなっています。

 

そのため、どんなツールなのか試してみたい方や、プライベートでChatGPTを利用する方などは、まずは無料プランから利用を始めるのがおすすめです。

②ChatGPT Plus(有料版)

ChatGPT Plus(有料版)を利用

ChatGPT Plus(有料版)は、個人利用が想定されたプランで、無料版に比べ、より回答の精度やスピードが高く、また資料の読み取りやデータ分析など様々な機能が利用可能です。

 

そのため、個人単位でビジネスでChatGPTを活用する場合、利用頻度も高く、活用の用途も多岐に渡るため、有料プランを選択されるのがおすすめです。

 

※ChatGPT Plusの特徴や始め方については、以下の記事で詳しくご紹介しています。

ChatGPT Plusとは?料金や始め方、無料版との違いも紹介

③ChatGPT Team

ChatGPT Teamを利用
(画像:OpenAI)

ChatGPT Teamは、会社や自治体など「チーム」での利用が想定されたプランです。共同のワークスペースが用意されており、自社の業務に応じてカスタマイズしたAIチャットボットをメンバー全員で利用できます。

 

1人当たり月額25ドルと比較的低額なため、特に、中小企業やスタートアップなどにおすすめです。

④ChatGPT EnterPrise

ChatGPT EnterPriseを利用
(画像:OpenAI)

ChatGPT Enterpriseとは、ChatGPTの企業向けの最新の有料プランのことで、従来の個人向けプランに比べ、セキュリティと性能、カスタマイズ性が大幅にアップデートされていることが特徴です。

 

膨大な機密情報や個人情報を扱い、また、業務が複雑多岐にわたる大企業は、ChatGPT Enterpriseを選択されるのがおすすめです。

 

※ChatGPT Enterpriseの特徴や導入方法については、以下の記事で詳しくご紹介しています。

ChatGPT Enterpriseとは?料金や機能を他プランと徹底比較

⑤ChatGPTのAPIを利用しシステムを構築

ChatGPTのAPIを利用しシステムを構築
(画像:OpenAI)

OpenAIは、2023年3月に、開発者が他のソフトウェアやプログラムとChatGPTを連携し、新たなシステムを構築できるように、ChatGPTのAPIを公開しました。これにより、ChatGPTを活用したサービス開発や自社業務に合わせたより高度なカスタマイズが可能となります。

 

導入には高い技術を要するのでハードルは高いですが、社内にエンジニア人材が備わっている企業や開発系の企業にとっては、新たなビジネスチャンスにもつながる魅力的な選択肢と言えます。

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