【実例あり】ChatGPTでコード生成する方法|コツや注意点も解説
アメリカの売上上位企業500社のうち、80%以上が既に導入を進めるChatGPT。文章作成から画像生成まで、その活用方法は多岐にわたります。
特に、ChatGPTによるコード生成機能は、プログラミングスキルがない人でも思い通りのコードを自動で作成できるとして注目されています。
本記事では、ChatGPTでコード生成をする方法について、コツや注意点とともにわかりやすく紹介していきます。
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目次
【実例あり】ChatGPTでコード生成をする方法
ChatGPTでコード生成を行う方法は、以下の通り4ステップに分けられます。
- Step 1:要件定義
- Step 2:プロンプトの作成・入力
- Step 3:生成されたコードの確認
- Step 4:エラーの修正
それぞれのステップについて、実際のプロンプトや回答例とともにわかりやすく紹介していきます。
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Step 1:要件定義
まず、作成したいコードの要件定義を行います。コーディングの目的や機能を自然言語ベースで明確に定めましょう。
Step 2:プロンプトの作成・入力
次に、作成した要件定義をもとに、プロンプトを作成します。プロンプトは、ChatGPTに何をしてほしいのかが分かるように指示を明確に記載することが重要です。
プロンプトを作成したらChatGPTに入力します。
【プロンプト例】
以下の条件に従い、XXXを実行するためのコードを作成してください。
###目的
XXXができるコードを作成したい
###条件
・利用するプログラミング言語:Python
・必要な機能:XXX、XXX、XXX
・XXX
【実際の回答例】
※上記は、ChatGPTに、算数の計算問題を出題するプログラムを作成させた結果です。目的を達成するための適切なコードが一瞬で作成されました。
Step 3:生成されたコードの確認
次に、ChatGPTにより生成されたコードを確認します。ChatGPTによるコーディングは、基本的には正確なものですが、誤りや目的に沿わないコードが含まれている場合もあるので、人の目でしっかりとダブルチェックをすることが重要です。
Step 4:エラーの修正
ChatGPTが生成したコードにエラーが含まれていた場合には、目的を再度明示して、修正を依頼することで、ChatGPTにコードを修正してもらうことができます。
【プロンプト例】
以下のコードは、上記で作成したコードの一部です。目的を達成できるように、このコードに含まれているエラーを修正し、正しいコードを生成してください。
###コード
XXX(対象となるコードをコピペする)
###目的
・XXXができるようにしたい
【実際の回答例】
※上記は、計算問題を出題するプログラムのコードの一部にエラーがあったため、ChatGPTに修正してもらった結果です。エラー箇所を自分で特定し、正しいコードを作成し直しています。
ChatGPTでコード生成を行う3つのメリット
ChatGPTでコード生成を行うメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- ①コーディングの自動化による業務効率化
- ②多様なプログラミング言語への対応
- ③バグ修正の支援によるコード品質の向上
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①コーディングの自動化による業務効率化
ChatGPTにより、コーディング作業が自動化されるので、作業時間が大幅に短縮され、業務効率化に繋がります。
プログラミングにおけるコーディングの作業は、人の手で行うと相当な工数がかかることから、このメリットは非常に大きいと言えます。
②多様なプログラミング言語への対応
ChatGPTは多様なプログラミング言語に対応しています。プログラミングに精通した人でも、「JavaScriptは得意だがPythonは苦手」など、必ずしもすべてのプログラミング言語に対応できるわけではありません。そのため、使うプログラミング言語が変わるたびに、新しく学び直さなければなりませんでした。
これに対し、ChatGPTはあらゆるプログラミング言語に対応しているため、どのようなプログラミング言語だったとしてもすぐにコードを生成することができます。
③バグ修正の支援によるコード品質の向上
実装したコードがうまく機能しない場合でも、ChatGPTがバグや問題のある箇所を特定し、修正します。これにより、バグ修正の手間を省くとともに、コードの品質を維持・向上させることができます。
ChatGPTでコード生成を行う際の3つの注意点
ChatGPTでコード生成を行う際の注意点として、以下の3つが挙げられます。
- ①個人情報や機密情報を入力しない
- ②あまりにも複雑なコードは作成できない場合がある
- ③生成されたコードを利用する前にダブルチェックをする
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①個人情報や機密情報を入力しない
ChatGPTに入力した情報は、クラウド上で保管され、ChatGPTの学習のために利用されます。そのため、機密情報や個人情報を入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに情報が流出してしまうリスクがあります。
したがって、ChatGPTを利用する際には、個人情報や機密情報を入力しないように注意しましょう。
②あまりにも複雑なコードは作成できない場合がある
ChatGPTが一度に処理できる情報量には限界があります。特に無料版のChatGPTでは、あまりに複雑なコード生成を依頼すると、エラーを起こしてしまう可能性があります。
複雑なコードは、いくつかの単純なステップに分けて段階的に生成するなどの工夫をする必要があります。
③生成されたコードを利用する前にダブルチェックをする
ChatGPTで生成されたコードは基本的には正確なものですが、誤りが入る可能性もあります。そのため、ChatGPTが生成したコードを業務等に利用する前に、人の目でダブルチェックをすることが重要です。
ChatGPTのコード生成を上手に行うための5つのコツ
ChatGPTのコード生成を上手に行うためのコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
- ②コード指示の背景や文脈を共有する
- ③コーディングの参考になる情報や例を記載する
- ④最初から完璧なコードが得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待するコードが得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
自分が期待するコードを得るためには、条件や目的を具体的に示し、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。
プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しないコードが生成される可能性があるので、このような記載は避けましょう。
②コード指示の背景や文脈を共有する
単にコード作成の指示だけをプロンプトに含めるのではなく、コードを作成したい背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。
また、ChatGPTに対して「エンジニアになったつもりで回答してください。」「あなたは優秀なプログラマーです。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた質の高いコード生成がなされる可能性が高まります。
③コーディングの参考になる情報や例を記載する
プロンプトに、コーディングの参考になる情報や自分が期待するコードの例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。
④最初から完璧なコードが得られなくても、何度も修正を依頼する
質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧なコードを得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望むコードを得ようとするのではなく、いくつかのステップに分けて、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待するコードが得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待するコードが得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
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