【画像付き】ChatGPTのインストールから利用までの方法を紹介
2022年11月のリリース以降、2ヶ月で1億ユーザーを突破するなど、驚異的なペースで普及が進むChatGPT。
本記事では、ChatGPTを初めて利用する方に向けて、ChatGPTのインストールから利用までの方法や活用例を、画像付きでご紹介します。
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目次
【画像付き】ChatGPTのインストール方法
ChatGPTをインストールする方法について、スマホとPC別に画像付きでわかりやすくご紹介します。
スマホでのChatGPTのインストール方法
通常のアプリのインストールと同様に、iOSであればApp Store、AndroidであればGoogle Play StoreからChatGPTのアプリを検索することで、インストールすることができます。
その後、メールアドレスとパスワードを入力して認証手続きを実施すればアカウント作成が完了し、利用を開始できます。
PCでのChatGPTのインストール方法
PCの場合、アプリでは提供されておらず、ブラウザでの提供となるので、インストールは必要ありません。
ChatGPTの公式サイトからアカウント登録をすることで、ChatGPTを利用できるようになります。
PCでのChatGPTの始め方については、以下の記事で詳しく紹介しています。
ChatGPTの無料版と有料版の違い7選
ChatGPTの無料版と有料版の違いとして、7つの観点が挙げられます。
- ①利用料金
- ②できること
- ③モデル/回答精度
- ④回答速度
- ⑤利用制限
- ⑥入力方法
- ⑦どんな人におすすめか
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①利用料金
ChatGPT有料版の場合、月額20ドル(日本円で約3,000円)の利用料金がかかります。
②できること
無料版であっても、文章作成やアイデア出しなど基本的な機能は利用することができます。
有料版では、基本的な機能に加えて、Web上での最新情報の参照やプラグイン機能の使用などが可能となり、活用の幅が大きく広がります。
③モデル/回答精度
無料版では、GPT-3.5というモデルが使われており、一定の精度で回答してくれます。有料版では、GPT-4という最新モデルが使われており、高度な質問や複雑な指示にも対応し、回答精度も圧倒的に高いです。
④回答速度
有料版では、あまりに複雑な質問以外は、基本的に数秒以内に回答が出力されます。一方で、無料版は、有料版と比べるとやや回答までに時間がかかることが多いです。
⑤利用制限
無料版では、混雑時には利用制限がかかることがあります。一方で、有料版の場合、混雑時にも優先的に利用することができます。
⑥入力方法
無料版では、テキストを入力して質問をするという入力方法のみが可能です。一方、有料版では、画像やPDF資料の読み取り、エクセルからのデータ抽出なども可能です。
⑦どんな人におすすめか
無料版は、主にプライベートでChatGPTを使いたい人におすすめです。一方、有料版は、仕事の効率化や業務の質向上に役立てたいビジネスパーソンにおすすめです。
ChatGPTの無料版と有料版の選び方
有料プランがおすすめの方
有料プランであるChatGPT Plusは、より回答の精度やスピードが高く、また資料の読み取りやデータ分析など様々な機能が利用可能です。
そのため、ビジネスでChatGPTを活用する方は、利用頻度も高く、活用の用途も多岐に渡るため、有料プランを選択されるのがおすすめです。
無料プランがおすすめの方
ChatGPTは無料プランでも、日常会話や文章作成、翻訳などの一通りの用途で十分に利用可能です。
また、回答の精度や速度などの性能は、1年前と比べると飛躍的に向上しています。
そのため、どんなツールなのか試してみたい方や、プライベートでChatGPTを利用する方などは、まずは無料プランから利用を始めるのがおすすめです。
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【画像付き】ChatGPTの利用方法
ChatGPTの利用方法は非常に簡単で、まるで人間に質問するように日本語でメッセージを送るだけです。
ホーム画面下部のテキストボックスに、日本語で質問を入力すると、自動で日本語の回答がなされます。
以下は私が、ChatGPTに「ChatGPTでできることは?」と質問した際の回答です。
また、ChatGPTでは、”対話型AI”とも呼ばれる通り、前の質問に続ける形で、何度も質問を繰り返すことができます。
以下は、先ほどの回答の中で「特に初心者におすすめの利用方法は?」と質問した際の回答です。
このように、初心者でも幅広い用途で手軽に活用できるAIであることが、ChatGPTの最大の特徴になります。
ChatGPTを利用する際の3つの注意点
ChatGPTを利用する際に注意すべき点として以下の3つが挙げられます。
- ①個人情報や機密情報を入力しない
- ②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い
- ③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①個人情報や機密情報を入力しない
ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。
そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。
ChatGPTに機密情報を入力しなければならない場合には、ChatGPTに入力したデータを学習させないようにするオプトアウト機能をオンにすることで、情報漏洩リスクを回避することができます。
ChatGPTのオプトアウト機能の設定方法や注意点については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。
⇒ChatGPTのオプトアウト機能とは?情報漏洩を防ぐ設定方法を紹介
②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い
ChatGPTも全知全能の万能ツールではないので、あまりにも高度に専門的な質問には応えられない場合があります。また、プラグイン等を利用しない限り、最新の情報を反映した回答はできないため、リアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低いです。
③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする
ChatGPTによる回答や生成されたコンテンツは、基本的には正確なものですが、誤りや不適切な表現が含まれている場合もあります。そのため、ChatGPTの生成物を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。
ChatGPTを使いこなすための5つのコツ
ChatGPTを使いこなすためのコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
- ②質問の背景や文脈を共有する
- ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
- ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
ChatGPTから期待する回答を引き出すためのプロンプトのテンプレ集は、以下の記事でわかりやすく紹介しています。
⇒仕事で使えるChatGPTのプロンプトテンプレート例文集17選
①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。
プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。
②質問の背景や文脈を共有する
単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。
また、ChatGPTに対して「戦略コンサルタントになったつもりで回答してください。」「あなたは大学教授です。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります。
③回答の参考になる情報や回答例を記載する
プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。
例えば、ある会社について説明してほしい場合には、回答に含めてほしい内容の例(CEOの名前、設立年、所在地、代表的なサービスなど)をプロンプトに含めることで、自分が求める情報が得られる可能性が高まります。
④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
ChatGPTの仕事での活用例5選
日々の業務で活用できる以下シーンでの5つの活用例をプロンプトとともにご紹介します。
- ①返信メールを作成してもらう
- ②WebサイトやPDF資料の内容を要約してもらう
- ③新規事業のアイデアを出してもらう
- ④企画書を作成してもらう
- ⑤最適なExcel関数を教えてもらう
ぜひプロンプトをコピペしてカスタマイズし、日々の業務を効率化してみてください。
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①返信メールを作成してもらう
顧客からクレームのメールが来てどのように返信したらよいのかわからない場合など、メール返信に困ったときには、チャットGPTに返信メールの文案作成を依頼することがおすすめです。
プロンプト例
以下の「顧客からのメール」への返信内容を書いてください。
###:顧客からのメール”””
平素よりお世話になっております。
XXX
どうぞよろしくお願い申し上げます。
“””
実際の回答例
※上記は、取引先の顧客から担当者へのクレームのメールに対する返信メールの文案を作成してもらった結果です。回答をそのままコピペして返信しても違和感ないほど、自然な文章が出力されています。
②WebサイトやPDF資料の内容を要約してもらう
チャットGPT上でWebPilotというプラグインを使用することで、特定のWebサイトやPDF資料の内容を参照した回答を引き出すことが可能になります。
WebPilotを活用することで、チャットGPTでできる業務効率化の幅は大きく広がるため、非常におすすめの活用方法です。
プロンプト例
あなたは戦略コンサルタントです。###インプットの資料の内容を要約してください。
###目的:”””
・資料の全体像と要点を短時間で理解したい
“””
###出力形式:”””
・X00~X00文字
・箇条書き
・だ、である調
“””
###インプット:”””
・(WebサイトやPDF資料のURL)
“””
実際の回答例
※上記は総務省のAIガイドラインのPDF資料を要約してもらった結果となっています。資料を一から読むよりも、はるかに効率的に全体像や要点を理解することができます。
③新規事業のアイデアを出してもらう
チャットGPTは、膨大な学習データと無尽蔵の思考体力から、アイデア出しタスクを非常に得意としています。
プロンプトを上手に設定することで、数人で1時間ほどブレストした結果と同等またはそれ以上のアイデア案のリストを得ることができます。
プロンプト例
あなたは新規事業立案に強みを持つ戦略コンサルタントです。
XX業界でXXXを活用した新規事業のアイデアを10個企画してください。
###背景・目的:”””
・私は新規事業立案プロジェクトの責任者
・明日に自社がとり得る新規事業案をMECEにリストアップする必要がある
“””
###各アイデアに関する出力項目:”””
・アイデアの概要
・インパクト:どの程度売上・利益増加に貢献しそうかを10段階で評価しその理由も記載
・フィージビリティ:どの程度実現できる可能性が高いかを10段階で評価しその理由も記載
・必要なアセット:新規事業の成功に向けどのような事業基盤、強みを有している企業とマッチするか
“””
###出力形式:”””
・各アイデアについてX00文字以内で
・箇条書き
・だ、である調
”””
実際の回答例
※上記は小売業界での生成AIを活用した新規事業のアイデアを企画してもらった結果の一部です。上手にプロンプトを設定することで、かなり精度の高いアイデア出しに加え、評価や自社とのマッチ度合いなども瞬時に検討してくれます。
※文章作成やリサーチなど日々の業務効率化に使える、おすすめAIツールや5大活用方法、ポイントをまとめた資料をダウンロード頂けます。
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④企画書を作成してもらう
チャットGPTを活用することで新しい施策やプロジェクトなどの企画書を作成することができます。
プロンプトを上手に設定することで、具体的でクオリティの高い企画書を瞬時に作成することができます。
プロンプト例
あなたはXX業界の大手企業に勤める新サービスの企画担当です。
XXを活用した新しいサービスの企画書を作成してください。
###制約条件:”””
・XXを対象とした、XXを実現するサービス
・ユーザーが繰り返し利用したくなるようなUI/UX設計が施されている
“””
###企画書に含める項目:”””
・企画の概要
・必要となるコストと人材
・他社と差別化できるポイント
“””
実際の回答例
※上記は、③の新規事業のアイデアにおいて、チャットGPTに提案してもらった「AIカスタマイズ商品の提案」をするサービスについて、実際に企画書を作成してもらった結果の一部です。上手にプロンプトを設定することで、かなり精度の高い企画の概要に加え、サービスの特徴や必要となるコストなども具体的に記載しています。
⑤最適なExcel関数を教えてもらう
Excelでやりたいことがあるが、どのような関数を使えばわからない場合でも、チャットGPTに指示すればExcel関数を教えてもらうことができます。
Excelでどのような目的を達成したいのかを丁寧に説明することが重要です。
プロンプト例
以下の目的を達成するためのExcelの関数式を出力してください。
###目的:”””
XX列にXXを出力したい。
“””
###条件:”””
・XX以上の場合はXXと出力
・XX未満の場合はXXと出力
“””
実際の回答例
※上記は、生徒の点数表をもとに、生徒への評価を自動で出力するためのExcel関数を作成してもらった結果です。プロンプトを丁寧に入力することで、目的を達成するための関数式が瞬時に生成されます。
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