ChatGPTの「GPTs」で独自アプリを開発する5つのステップ

ChatGPTのGPTsとは、誰でもオリジナルの独自アプリを開発し、公開することができる新機能です。

 

プログラミングスキルがなくてもChatGPTの機能を搭載した独自アプリを開発できる便利な機能であり、多くのユーザーが様々な機能を持つアプリを開発し、一般公開しています。特に人気の高いアプリは、収益化にも成功しています。

 

本記事では、GPTsで独自アプリを開発する方法について、画像とともにわかりやすくご紹介します。


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ChatGPTの「GPTs」とは?

ChatGPTの「GPTs」とは?

ChatGPTのGPTsとは、ChatGPT上で、特定の目的のためにカスタマイズされたオリジナルなChatGPTツールを作成・共有できる機能のことです。

 

ChatGPTの有料プランに登録することで、だれでも利用できるようになり、作成したGPTは一般に公開することも可能です。

 

他のユーザーが作成したGPTも自由に利用することができます。特に、Web上の最新情報を検索できるWebPilotGPTや図やグラフを作成できるShow Me Diagramsなどが有名です。

 

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ChatGPTの「GPTs」で独自アプリを開発する3つのメリット

ChatGPTの「GPTs」で独自アプリを開発する3つのメリット

ChatGPTの「GPTs」で独自アプリを開発するメリットとして、主に以下の3つが挙げられます。

 

  • ①プログラミングスキルが不要
  • ②ChatGPTの機能をそのまま利用可能
  • ③誰でも公開し、収益化が可能

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

①プログラミングスキルが不要

GPTsで独自アプリを開発するのに、プログラミングスキルなどの特別な能力は必要ありません。GPT Builderにテキストで指示をするだけで、自分が作りたいアプリを思い通りに開発することができます。

②ChatGPTの機能をそのまま利用可能

ChatGPTのGPTsでは、ChatGPTの対話機能や文章・画像生成機能をすべてそのまま利用することができます

 

これにより、ChatGPTの性能の高さをそのまま生かした精度の高いアプリを簡単に作成することができます。

③誰でも公開し、収益化が可能

GPTsで開発したアプリは、誰でも一般に公開することができます。精度が高く便利なアプリを作成して、多くのユーザーの人気を集めると、収益化をすることも可能となります。

ChatGPT「GPTs」で独自アプリを開発する5つのステップ

ChatGPT「GPTs」で独自アプリを開発する5つのステップ

ChatGPTの有料版に登録後、GPTsで独自アプリを開発するためのステップは以下の通りです。

 

  • ①GPT Builderを開く
  • ②ツールの目的/名称/アイコン画像を決める
  • ③質問に応えながら内容を具体化する
  • ④GPTsをテストする
  • ⑤GPTsを保存する

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①GPT Builderを開く

GPT Builderを開く

まず、ChatGPTのホーム画面の左横にある「GPTを探す」をクリックし、右上の「+作成する」をクリックして、GPT Builderを開きます。

②ツールの目的/名称/アイコン画像を決める

GPTs ツールの目的/名称/アイコン画像を決める

次に、ChatGPTから、どのようなGPTsを作りたいか質問されるので、「メール文作成のサポートをするGPTsを作りたい。」などと要望を伝えます。その際、「今後は日本語で回答してください」と伝えることで、日本語で対話してくれるようになります。

 

GPTs ChatGPTが名前を提案

次に、GPTsの名前を付ける必要がありますが、ChatGPTが名前を提案してくれます。ChatGPTの提案した名前に異存がなければ、「それでお願いします」などと回答して、名前を確定させます。もちろん、自分で考えた名前を付けることもできます。

 

GPTs アイコン画像を生成

次に、ChatGPTがGPTsのアイコン画像を生成してくれます。異存がなければ「それでお願いします」等と回答し、アイコン画像を確定させます。

③質問に応えながら内容を具体化する

GPTs 質問に応えながら内容を具体化する

アイコン画像まで決定すると、ChatGPTから、GPTsの具体的な機能や目的について質問されます。

 

自分が作ろうとしているGPTsでどのようなことができるようになりたいのかを丁寧に説明し、GPTsの内容を具体化していきます。

④GPTsをテストする

GPTsをテストする

ChatGPTとの質疑応答を何回か繰り返すと、実際にGPTsをテストすることを提案され、GPTsの機能を試すことができます

 

GPTs プレビューする

画面右側の「プレビューする」という箇所からプロンプトを入力することで、実際にGPTsを試してみましょう。

⑤GPTsを保存する

GPTs 作成する

GPTsを試してみて、改善点があれば、ChatGPTに指示して修正していきます。特に問題がなければ、右上の「作成する」をクリックして、GPTsを保存します。

 

GPTsを共有する

作成したGPTsは、自分だけで使うこともできますし、リンクを受け取った人に共有したり、GPTストアで一般に公開することもできます。

 

GPTsを利用する

「共有する」をクリックすると、すぐにGPTsが作成され、利用できるようになります

ChatGPTのGPTsを利用するための料金

ChatGPTのGPTsを利用するための料金

ChatGPTのGPTsは、ChatGPTの有料プランに登録することで利用できるようになります。具体的には以下のプランで利用可能です。 

 

  • ①ChatGPT Plus:月額20ドル(約3,000円)
  • ②ChatGPT Team:月額25ドル(約3,750円)
  • ③ChatGPT Enterprise:要問合せ

 

ChatGPTの有料版への登録方法は、以下の記事でわかりやすく紹介しています。

【画像あり】ChatGPT 有料版の始め方

ChatGPTをビジネスに活用する7つの方法

ChatGPTをビジネスに活用する7つの方法

ChatGPTをビジネスに活用する方法として以下の7つが挙げられます。

 

  • ①リサーチ・翻訳・要約・分析
  • ②企画立案・フィードバック
  • ③メール・企画書等の文書作成
  • ④ソフトウェア開発・デバッグ
  • ⑤チャットボット等による社内知見の検索・業務支援
  • ⑥チャットボット等による顧客対応自動化
  • ⑦サービス機能・顧客体験の進化

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①リサーチ・翻訳・要約・分析

リサーチ・翻訳・要約・分析 ChatGPT

ChatGPTを活用することで、webサイトでのリサーチやリサーチ結果の翻訳・要約、分析の大部分を自動化し、大幅に効率化することが可能です。

 

ChatGPTなどの生成AIサービスは、近年脅威的なスピードで進化を遂げており、最新のwebサイトからの情報の取得や、従来Excelで行っていたような定量分析も、チャット形式の操作で行うことができます。

 

そのため、リサーチ・分析業務におけるChatGPT活用は、活用すると効率的というフェーズから、活用しないと非効率というフェーズに移行し始めています。

 

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②企画立案・フィードバック

企画立案・フィードバック ChatGPT

ChatGPTを活用することで、多様なバリエーションの企画案の幅出しの自動化や、壁打ち相手として自分の企画に対するフィードバックを受けることが可能です。

  

ChatGPTの強みは、思考体力が無限にあることであり、人間では不可能な、15分で300通りの企画案を立案するといった活用が可能で、特に幅出しのプロセスで強みを発揮します。

 

今後多くの業界での企画立案業務が、幅出しはAI、評価・ブラッシュアップは人間という役割分担にシフトしていくと考えられます。

③メール・企画書等の文書作成

メール・企画書等の文書作成 ChatGPT
メール・企画書等の文書作成 ChatGPT

メール・企画書などの文章作成は、ChatGPTが最も得意とするユースケースの1つです。

 

活用の際は、背景や目的、出力項目などをしっかりと指示することで、スピードはもちろん、人間以上のクオリティの文章を作成することが可能になります。

 

また、社内稟議用の文章など定型的な文書作成であれば、一度設定してしまえば、作成をほぼ完全に自動化することができます。

 

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④ソフトウェア開発・デバッグ

ソフトウェア開発・デバッグ ChatGPT
(画像:github)

ChatGPTの活用により、一部のシステム設計とコーディングの自動化が実現され、開発工数とリソースの節約につながります。

 

これにより、非エンジニアが開発業務の一部を担当したり、エンジニアがより重要な業務にフォーカスすることが可能となります。

⑤チャットボット等による社内知見の検索・業務支援

チャットボット等による社内知見の検索・業務支援 ConnectAI
(画像:パナソニックコネクト)

独自のデータを学習させたChatGPTを使ったチャットボットの導入等により、各社員に最適な社内の専門知識をリアルタイムで共有することが可能です。

 

この取り組みにより、従業員は必要な情報を即座に取得し、業務の質とスピードを向上させます。

⑥チャットボット等による顧客対応自動化

チャットボット等による顧客対応自動化 MILII TALK
(画像:MILIZE)

ChatGPTを活用したチャットボット等の導入により、顧客からの問い合わせへの対応の一部が自動化され、24時間365日の迅速なサービス提供が可能になります。

 

これにより、顧客満足度が向上し、同時にオペレーター等の業務負担も大幅に軽減されます。

⑦サービス機能・顧客体験の進化

サービス機能・顧客体験の進化 メルカリ
(画像:メルカリ)

ChatGPTを活用することで、既存サービスの機能や顧客体験をよりユーザー中心のものに進化させることが可能です。

  

例えば、専属のコンシェルジュのように最適な商品を最適な文脈/文面で提案したり、顧客のサービス利用にあたってのデータ入力の手間を、候補の提案により省略するなどの活用が進んでいます。

  

この活用により、業務効率化という領域を超え、競合のサービス/事業に対する差別化を図り、競争優位性を構築することが可能です。

ChatGPTの導入・活用による成功事例5選

ChatGPTの導入・活用による成功事例5選

ChatGPTの導入・活用による代表的な成功事例として以下の5つが挙げられます。

 

  • ①セブンイレブン:ChatGPTを活用し商品企画の期間を10分の1に
  • ②サントリー:ChatGPTのアドバイスを生かしたユニークなCMが話題に
  • ③LINE:エンジニアがChatGPTを活用し1日2時間の業務効率化
  • ④ビズリーチ:ChatGPTを活用した職務経歴書の作成でスカウト率40%UP
  • ⑤パナソニックコネクト:AIアシスタントを導入し1日5000回の利用

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①セブンイレブン:ChatGPTを活用し商品企画の期間を10分の1に

セブンイレブン:ChatGPTを活用し商品企画の期間を10分の1に
(画像:日本経済新聞)

セブンイレブン・ジャパンは、商品企画の時間を大幅に削減するためにChatGPTの活用を始めました。

 

この取り組みにより、店舗の販売データやSNS上での消費者の反応を分析し、新商品に関する文章や画像を迅速に作成することが可能になります。

 

ChatGPTの導入により、商品企画にかかる時間が最大で90%削減され、市場のトレンドや顧客のニーズに迅速に応える、新たな商品を提供できる見込みとのことです。

②サントリー:ChatGPTのアドバイスを生かしたユニークなCMが話題に

サントリー:ChatGPTからのアドバイスを活用しユニークなCMを企画
(画像:サントリー)

サントリー食品インターナショナルは、ChatGPTを企画に活用したwebCM、「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」を公開しました。

 

キャストとして誰を起用するかや、実際にどのような企画のCMにするかも、ChatGPTからのアドバイスを参考に決定されているとのことです。

 

キャストがバレエダンサーとなり高速回転したり、周りでボウリングのピンが踊る中、ダブルピースで「やさしい麦茶」を飲んだりと予想外な展開で、人間には難しい奇想天外な内容が話題を呼んでいます。

③LINE:エンジニアがChatGPTを活用し1日2時間の業務効率化

LINE:エンジニアがChatGPTを活用し1日2時間の業務効率化
(画像:github)

LINEヤフーは、ChatGPTを全面的にソフトウェア開発に導入し、エンジニアの作業時間を1日当たり約2時間削減しています。

 

具体的には、米マイクロソフトの子会社であるギットハブの「GitHub Copilot」を利用し、エンジニアが実装したい機能や動作に必要なコードを自動生成し、開発時間を短縮しています。

 

これにより、約7000人のエンジニアが新サービスの考案など高付加価値の業務に集中できるようになり、企業の競争力向上への寄与が期待されます。

 

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④ビズリーチ:ChatGPTを活用した職務経歴書の作成でスカウト率40%UP

ビズリーチ:ChatGPTを活用した職務経歴書の作成でスカウト率40%UP
(画像:ビズリーチ)

ビズリーチは、転職活動をサポートするための新機能「職務経歴書の自動作成」を発表しました。

 

ユーザーはChatGPTを活用し、職種やポジションなどの簡単な入力だけで、最短30秒でプロフェッショナルな職務経歴書を作成できるようになります。

 

この新機能は、転職希望者が自己のスキルや経験を効果的にアピールできるように設計されており、転職活動のハードルを大きく下げることを目指しています。

また、効果検証の結果、本機能を活用して職務経歴書を作成したユーザーは、スカウトの受信率が40%向上したという成果も上がっているとのことです。

⑤パナソニックコネクト:AIアシスタントを導入し1日5000回の利用

パナソニックコネクト:AIアシスタントを導入し1日5000回の利用
(画像:パナソニックコネクト)

パナソニック コネクトでは、社内データベースを連携させたChatGPT搭載のAIアシスタントによる業務効率化のプロジェクトを進めています。

 

この取り組みにより、自社業務や現場の個別課題に対応した回答生成が可能となり、社外秘情報にも対応する自社特化AIの運用開始も予定しています。

 

導入後3カ月で、想定の5倍以上の約26万回の利用があり、日々約5000回もの質問がAIに投げかけられているとのことです。

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