おすすめChatGPT連携ツール10選|特徴・料金・選び方も紹介
OpenAI社が、ChatGPTのAPIを公開したことにより、誰でもChatGPTの機能を搭載したツールやサービスを開発することができるようになりました。
本記事では、ChatGPTのAPIと連携したツールの中でも、国内企業による代表的なものを10個、わかりやすくご紹介します。
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目次
- おすすめのChatGPT連携ツール10選
- ①neoAI Chat:ChatGPT活用のチャットボットの構築を支援
- ②ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
- ③FUNNEL:問い合わせ対応を自動化するオーダーメイド型チャットボット
- ④Helpfeel:FAQ検索性能の向上やFAQ記事作成の自動化を実現
- ⑤Kasanare:各企業のデータに合わせて生成AIの性能を改善・向上
- ⑥ChatPro:ChatGPTを安心して利用できるシステムを構築
- ⑦MediaTalkGAI:顧客からの質問への回答文を自動で生成
- ⑧YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
- ⑨JAPAN AI Chat:GPT-4であらゆる業務の効率化を支援
- ⑩Yoomナレッジ:社内のナレッジ管理を自動化し、社内情報検索を円滑化
- ChatGPT連携ツールを選ぶ際の3つのポイント
- ChatGPT連携ツールを使いこなす5つのコツ
- 企業がChatGPTの活用を成功させるための5つのポイント
おすすめのChatGPT連携ツール10選
おすすめのChatGPT連携ツールとして、以下の10個が挙げられます。
- ①neoAI Chat:ChatGPT活用のチャットボットの構築を支援
- ②ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
- ③FUNNEL:問い合わせ対応を自動化するオーダーメイド型チャットボット
- ④Helpfeel:FAQ検索性能の向上やFAQ記事作成の自動化を実現
- ⑤Kasanare:各企業のデータに合わせて生成AIの性能を改善・向上
- ⑥ChatPro:ChatGPTを安心して利用できるシステムを構築
- ⑦MediaTalkGAI:顧客からの質問への回答文を自動で生成
- ⑧YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
- ⑨JAPAN AI Chat:GPT-4であらゆる業務の効率化を支援
- ⑩Yoomナレッジ:社内のナレッジ管理を自動化し、社内情報検索を円滑化
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①neoAI Chat:ChatGPT活用のチャットボットの構築を支援
neoAI Chatは、neoAIが提供するChatGPTとAPI連携したチャットボットの構築支援サービスです。
顧客からの問い合わせ対応の自動化や従業員向けの社内資料検索の円滑化など様々な業務効率化の用途に活用することができるチャットボットをスピーディに構築することができます。
Microsoft Azureを活用したクローズドな環境でセキュリティも万全であり、大企業でも安心して利用することができます。
②ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
ログミーツpowered by GPT-3/4は、ChatGPTとAPI連携した議事録・メモ作成及び要約ツールです。
Zoom、Google Meets、Teamsなどを用いたあらゆる会議の内容をリアルタイムで文字起こしし、その内容を自動で議事録にまとめます。これにより、議事録作成業務を大幅に効率化することができます。
その精度の高さと便利さから、200以上の地方自治体に導入されており、民間企業での導入も進んでいます。
③FUNNEL:問い合わせ対応を自動化するオーダーメイド型チャットボット
FUNNELは、Lighthouseが提供する問い合わせ対応を自動化するチャットボットです。各社の独自データを学習したChatGPTが顧客への問い合わせに対応します。
FUNNELの特徴として、システムの運用コストはすべてLighthouseが負担すること、高いカスタマイズ性を有すること、課題解決に向けて伴奏支援を得られることが挙げられます。
顧客からの問い合わせ対応だけでなく、従業員向けの社内情報検索ツールやユーザーニーズの可視化・分析のためのダッシュボードとしても活用することができます。
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④Helpfeel:FAQ検索性能の向上やFAQ記事作成の自動化を実現
Helpfeelは、FAQサイトの検索性能を向上させることで、顧客からの問い合わせ対応の削減と顧客満足度向上を実現するツールです。AIが検索意図を予測することで、ヒット率98%という圧倒的な検索性能を実現しています。
また、Helpfeelを導入した企業はHelpfeel Generative Writerというツールを使うことができます。ChatGPTでFAQを自動で作成し、FAQ記事の作成時間を50%も削減したという効果が得られています。
Helpfeelは、LIXIL、ラクスル、ビザスクなどの大手を含む300サイト以上に導入されています。
⑤Kasanare:各企業のデータに合わせて生成AIの性能を改善・向上
Kasanareは、各企業のデータに合わせてChatGPTなどの生成AIの性能を向上させることができるSaaSです。
各企業のデータに合わせた最適な手段を用いて人間同等の推論力を構築。顧客や従業員からのあらゆる質問を想定した類似値80%以上の検索性能を誇ります。
セキュリティ対策やハルシネーション対策も万全であり、これまで50社以上に対してオーダーメイドの支援を行ってきた実績があります。
⑥ChatPro:ChatGPTを安心して利用できるシステムを構築
ChatProは、ナレッジセンスが提供するChatGPT利用システムです。データ漏えいを回避して、企業が安心してChatGPTを利用できるようにするためのシステムを構築します。
ChatProは、入力した情報をAIの学習対象から除外することで情報漏洩のリスクを回避します。また、社員一人一人が自分でアカウントを作成する必要がなく、組織の管理者が一括してIDを生成し、付与することができるため、導入にかかる手間も少ないです。
ChatProを導入すると、月額20ドル(約3,000円)のGPT-4を、月額980円という低コストで利用することができるため、価格面でのメリットもあります。
⑦MediaTalkGAI:顧客からの質問への回答文を自動で生成
MediaTalkGAIは、メディアリンクが提供する、カスタマーサポート向けのChatGPT連携RAG型チャットボットです。アップロードしたファイルをもとに、ChatGPTがカスタマー向けの回答文を自動で生成し、顧客対応業務を大幅に効率化します。
ExcelやPDFなどのファイルをアップロードするだけで簡単にAIチャットボットを構築でき、プロンプト設定などの初期導入サポートも充実しているため、AIを扱ったことがない企業でも簡単に導入することができます。
エレコム、ツムラ、マザー牧場など、多数の大手企業に導入されています。
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⑧YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
YOMELは、ワンクリックで議事録を作成することができるAIによる議事録作成ツールです。社内会議や商談において、会議参加者の発言を自動でテキスト化し、すぐに議事録にまとめることができます。
よく使う単語の辞書登録や要点の自動リストアップ、ChatGPT APIと連携した自動要約など様々な機能を搭載しており、議事録の作成やそれに付随する業務を大幅に効率化することができます。
PayPay、GMO等の大手企業にも多数導入されており、月間利用数は15万回に到達しています。
⑨JAPAN AI Chat:GPT-4であらゆる業務の効率化を支援
JAPAN AI Chatは、顧客企業専用にカスタマイズされたAIによりあらゆる業務の効率化を実現するAIチャットサービスです。
GPT-4とAPI連携し、カスタマーサポート、コンテンツ作成、調査・マーケティング、バックオフィス支援など、あらゆる業務の効率化を支援します。カスタマーサポート、営業、マーケティングなど様々な職種で使えるプロンプトのテンプレートを取り揃えており、初心者でも上手に使いこなすことができます。
また、各企業専用の対話環境を提供することでセキュリティ面の安全も確保しているため、通常のChatGPTよりも安心して利用できる設計となっています。
⑩Yoomナレッジ:社内のナレッジ管理を自動化し、社内情報検索を円滑化
Yoomナレッジは、社内のナレッジ管理を自動化し、従業員の情報検索を大幅に効率化するChatGPT APIと連携したツールです。
Slackでの会話やドキュメントなど様々なソースから自動的に情報を集約し、自動でナレッジを蓄積します。従業員は対話形式でナレッジを検索することができ、求める情報へのアクセススピードが格段にアップします。
Teams、Slack、Notion、Outlookなど国内外の20以上のアプリ/サービスとノーコードで連携しており、簡単に連携させることができます。
ChatGPT連携ツールを選ぶ際の3つのポイント
ChatGPT連携ツールを選ぶ際のポイントとして以下の3つが挙げられます。
- ①目的と機能がマッチしているか
- ②日本語に対応しているか
- ③料金と利用価値が見合うか
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①目的と機能がマッチしているか
ChatGPT連携ツールにも色々なタイプがあり、ツールによって想定している利用目的や搭載されている機能、プロ向け/初心者向けなどのレベル感は様々です。
そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、各ツールの提供する機能がマッチしているか確認するようにしましょう。
②日本語に対応しているか
ChatGPT連携ツールの中には、海外企業が提供している場合があり、日本語非対応のツールも数多く存在するため、利用前に公式サイト等で確認するようにしましょう。
また、日本語対応と記載されていても、日本語で利用する場合と英語で利用する場合の、入力・出力の精度が大きく異なるツールも存在するため、無料プラン等で日本語で試してみるのがおススメです。
③料金と利用価値が見合うか
ChatGPT連携ツールの多くは、無料プランと有料プランが用意されていることが多く、本格的な利用をするためには有料プランへの加入が前提となっている場合もあります。
そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、価格に見合う利用価値がありそうか、他の無料/有料プランでは代用できないのか?などの検討をした上で、自分にとってコストパフォーマンスの高いツールを選ぶようにしましょう。
ChatGPT連携ツールを使いこなす5つのコツ
ChatGPT連携ツールを使いこなすためのコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
- ②質問の背景や文脈を共有する
- ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
- ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
ChatGPTから期待する回答を引き出すためのプロンプトのテンプレ集は、以下の記事でわかりやすく紹介しています。
⇒仕事で使えるChatGPTのプロンプトテンプレート例文集17選
①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。
プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。
②質問の背景や文脈を共有する
単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。
また、ChatGPTツールに対して「戦略コンサルタントになったつもりで回答してください。」「あなたは大学教授です。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります。
③回答の参考になる情報や回答例を記載する
プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。
例えば、ある会社について説明してほしい場合には、回答に含めてほしい内容の例(CEOの名前、設立年、所在地、代表的なツールなど)をプロンプトに含めることで、自分が求める情報が得られる可能性が高まります。
④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
企業がChatGPTの活用を成功させるための5つのポイント
企業がChatGPT活用を成功させるために抑えるべきポイントは以下の5つです。
- ①業務内容の棚卸しと活用インパクトの試算
- ②投資対効果の高い課題/目的と活用方法の選定
- ③アジャイルアプローチでの開発・導入
- ④システムとルールの両面からのリスク管理
- ⑤研修等での社員のAI活用リテラシーの向上
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
※200事例の分析に基づく、企業のAI/ChatGPT活用でよくある失敗とベストプラクティスをまとめた資料をダウンロード頂けます。
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①業務内容の棚卸しと活用インパクトの試算
ChatGPT活用の成否を分ける最大のポイントは、ChatGPTを活用する意義の大きな業務に対して活用することに尽きます。
活用の方針や戦略がないまま活用を進めるのではなく、自社の業務内容・フローをしっかりと棚卸しした上で、どの程度業務効率やアウトプット向上に繋がるかを試算することが重要となります。
②投資対効果の高い課題/目的と活用方法の選定
ChatGPTは全ての業務に対して万能という訳ではなく、膨大なデータに基づいたコンテンツ制作は得意だが、複雑な問いに対して正確な答えを出すのは苦手といった、明確な得意不得意が存在します。
そのため、自社の業務の現状やChatGPTの特徴を踏まえた上で、どのような課題/目的に対して、どのようなアプローチ/範囲/ツールで活用を進めるかを、検討・選定するステップがプロジェクトの投資対効果を左右する、極めて重要なプロセスとなります。
③アジャイルアプローチでの開発・導入
ChatGPTは、一度開発・導入して終わりという進め方ではなく、何度もモデル・学習データ・利用方法等を細かくカスタマイズしなおすことで、より理想とする活用を実現することができます。
具体的には、初期仮説に基づいた簡易的なプロトタイプを構築し実際に利用してみる、というサイクルを、1サイクル数週間の期間で何度も繰り返し、ブラッシュアップしていくという、アジャイル開発のアプローチを取ることが適しています。
④システムとルールの両面からのリスク管理
企業がChatGPTの活用に踏み切れない最大の理由として、機密情報漏洩や著作権侵害などのリスクへの懸念が挙げられます。
確かに、社員に特段ルールを設けず、一般に公開されているChatGPTを活用させた場合、様々な問題が発生する可能性は存在します。
一方で、入力するデータが学習されないようなシステム構築や使用範囲・機密情報の取扱等の運用ルールの策定により、リスクをマネジメントし最小化することが可能です。
⑤研修等での社員のAI活用リテラシーの向上
ChatGPTの特徴として、AIとの対話によってアウトプットを引き出すことが求められるため、使い手のリテラシーによって成果が大きく左右されることが挙げられます。
そのため、ChatGPTのポテンシャルを最大限に活用するためには、従業員のAIに対する理解とスキル、すなわちAIリテラシーを向上させることが不可欠です。
研修プログラムや実践的なトレーニングを通じて、従業員がChatGPTの基本的な知識、適切な使用方法、関連するリスクを理解してもらい、効率的かつ責任ある方法で使用できる環境の構築が必要となります。
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