ChatGPTで営業スクリプトを作成する方法|プロンプトも紹介
2022年11月のリリース以降、2ヶ月で1億ユーザーを突破するなど、驚異的なペースで普及が進むChatGPT。
その活用の範囲は多岐にわたり、上手に使えば、ChatGPTで営業スクリプトを作成することもできます。
本記事では、ChatGPTで商談獲得率を高める最高の営業スクリプトを作成する方法を、プロンプトとともにわかりやすくご紹介します。
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ChatGPTで営業スクリプトを作成する3つの方法
ChatGPTで営業スクリプトを作成する方法として、以下の3つが挙げられます。
- ①テレアポのスクリプトを新規作成する方法
- ②広告用のセールススクリプトを新規作成する方法
- ③既存のスクリプトを改善する方法
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①テレアポのスクリプトを新規作成する方法
ChatGPTに適切な指示を出せば、テレアポのトークスクリプトを自動で作成することができます。
【プロンプト例】
あなたはプロのセールスパーソンです。
以下の条件に従って、顧客との商談を獲得するためのテレアポのスクリプトを作成してください。
###テレアポを行う人
・A社の担当者
###顧客に売り込む商材
・XXX
###想定顧客
・B社の担当者
###目的
・B社に対して、自社のXXXというサービスを提供するための商談を獲得する
###スクリプトの条件
・A社の担当者からB社の担当者へ架電
・まずは自己紹介と要件から伝える
・最初に断られることを想定する
・XXX
【実際の回答例】
※上記は、自社のCRMサービスを売り込むためのテレアポのスクリプトを作成してもらった結果です。実際のテレアポの場面を想定し、商談獲得につなげるための具体的な対話案を生成しており、そのままスクリプトとして使用しても問題ないほどのクオリティとなっています。
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②広告用のセールススクリプトを新規作成する方法
CM広告などに用いる自社商品やサービスのセールススクリプトも、ChatGPTに提案してもらうことができます。
【プロンプト例】
あなたはプロのセールスパーソンです。
以下の条件に従って、自社商品を宣伝するCM広告のセールススクリプトを作成してください。
###CMで宣伝する商材
・XXXという商品
###想定ユーザー
・20~30代の一般女性
###目的
・XXXという商品の魅力が存分に伝わるような最高のセールススクリプトを作成したい
###スクリプトの条件
・CM広告の制限時間は30秒
・XXXという商品のXXXという特徴を強調する
・最後に電話番号を伝える
・XXX
【実際の回答例】
※上記は、自社の化粧品を宣伝するCM広告のスクリプトを作成してもらった結果です。商品の魅力を伝えるキャッチーなセリフだけでなくCMの画面のデザインまで丁寧に提案しています。
③既存のスクリプトを改善する方法
ChatGPTに、既存のスクリプトの改善案を提示してもらうことで、よりブラッシュアップされた最高のスクリプトを作成することができます。
【プロンプト例】
あなたはプロのセールスパーソンです。
以下の文章は、XXXという目的で作成したスクリプトです。
商談獲得の可能性を高めるために、このスクリプトの改善点を指摘し、最高のスクリプトに修正してください。
###スクリプト
・XXX(改善してほしいスクリプトをコピペする)
【実際の回答例】
上記は、①で作成したテレアポのスクリプトの改善点を指摘し、修正してもらった結果です。このように、ChatGPTに回答の改善を繰り返し行わせることで、より磨きのかかった最高のスクリプトに近づけていくことができます。
ChatGPTで営業スクリプトを作成する5つのコツ
ChatGPTで営業スクリプトを作成するコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①できるだけ明確で具体的な指示をする
- ②指示の背景や文脈を共有する
- ③スクリプト作成の参考になる情報を記載する
- ④最初から完璧なスクリプトが得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待するスクリプトが得られない場合、指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
ChatGPTから期待する回答を引き出すためのプロンプトのテンプレ集は、以下の記事でわかりやすく紹介しています。
⇒仕事で使えるChatGPTのプロンプトテンプレート例文集17選
①できるだけ明確で具体的な指示をする
自分が期待するスクリプトを得るためには、5W1Hを示したり、構成や長さを指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。
プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しないスクリプトが出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。
②指示の背景や文脈を共有する
単にスクリプト作成の指示だけをプロンプトに含めるのではなく、そのスクリプトの作成を指示した背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。
また、ChatGPTに対して「マーケターになったつもりで回答してください。」「あなたは優秀なセールスパーソンです。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切なスクリプトが生成される可能性が高まります。
③スクリプト作成の参考になる情報を記載する
プロンプトに、スクリプト作成の参考になる情報を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。
例えば、過去に作成したスクリプトの例を参考情報としてプロンプトに含めるなどの方法が考えられます。
④最初から完璧なスクリプトが得られなくても、何度も修正を依頼する
質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧なスクリプトを得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望むスクリプトを得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られたスクリプトをもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待するスクリプトが得られない場合、指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待するスクリプトが得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
ChatGPTを利用する際の3つの注意点
ChatGPTを利用する際に注意すべき点として以下の3つが挙げられます。
- ①個人情報や機密情報を入力しない
- ②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い
- ③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
※AI/ChatGPTを導入する前に必ず押さえておきたい、基礎知識や導入方法3パターンの比較、リスクと対策などをまとめた資料をダウンロード頂けます。
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①個人情報や機密情報を入力しない
ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。
そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。
ChatGPTに機密情報を入力しなければならない場合には、ChatGPTに入力したデータを学習させないようにするオプトアウト機能をオンにすることで、情報漏洩リスクを回避することができます。
ChatGPTのオプトアウト機能の設定方法や注意点については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。
⇒ChatGPTのオプトアウト機能とは?情報漏洩を防ぐ設定方法を紹介
②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い
ChatGPTも全知全能の万能ツールではないので、あまりにも高度に専門的な質問には応えられない場合があります。また、プラグイン等を利用しない限り、最新の情報を反映した回答はできないため、リアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低いです。
③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする
ChatGPTによる回答や生成されたコンテンツは、基本的には正確なものですが、誤りや不適切な表現が含まれている場合もあります。そのため、ChatGPTの生成物を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。
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