リリース後2か月で1億ユーザーを突破し、今ではビジネス・プライベートを問わず様々な場面で利用されるようになったChatGPT。

その文章作成能力の高さを上手に活用すれば、ChatGPTでブログ記事を作成することもできます。

本記事では、ChatGPTでSEOに強いブログ記事を作成する方法を、プロンプトやChatGPTによる実際の回答例、コツとともにわかりやすくご紹介します。

またAI総研では、AI活用を検討する上で押さえておきたい、AI・ChatGPTの最新活用事例50選の狙いや取り組みをまとめたレポートを無料で配布しています。ご興味のある方は、以下リンクからダウンロードしてご活用ください。

⇒AI・ChatGPT活用事例50選の資料ダウンロードはこちら(無料)

ChatGPTにブログ記事を作成させる３つのメリット

ChatGPTにブログ記事を作成させるメリットとして、以下の3つが挙げられます。

• ①執筆時間の短縮
• ②クリエイティブな文章の作成
• ③誤字脱字等のミスの防止

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

※これさえ読めば、ChatGPTの機能・できること・活用方法まで全てわかる、最新情報をまとめた資料をダウンロード頂けます。
⇒【5分でわかる】ChatGPT活用ガイドブックの資料ダウンロードはこちら(無料)

①執筆時間の短縮

適切に指示をすれば、ChatGPTが自動で文章を作成してくれるので、執筆時間を短縮することができます。

②クリエイティブな文章の作成

ChatGPTは、学習済みの膨大なテキストデータに基づき、人間には思いつかないようなクリエイティブな文章を生み出すことができます。

これにより、読む人をひきつける魅力的なブログ記事を作成することができるようになります。

③誤字脱字等のミスの防止

ChatGPTは、自然な文章を正しい日本語表現で正確に作成することができます。

人間が執筆した場合に起こりうる誤字脱字等のケアレスミスも、ChatGPTであればほとんど起こりません。

SEOに強いブログ記事作成のためのプロンプト例５選

SEOに強いブログ記事を作成するために、以下の5つの場面を想定したプロンプトをご紹介します。

• ①キーワード洗い出し
• ②タイトル
• ③骨子案
• ④本文
• ⑤校正

それぞれについて、プロンプトと実際の回答例をわかりやすく紹介していきます。

※ChatGPTなどのAIツールを活用する際に、コピペで使える定番のプロンプト21選や、上手に書くコツをまとめた資料をダウンロード頂けます。
⇒ChatGPT/AIツールの定番プロンプト21選の資料ダウンロードはこちら(無料)

①キーワード洗い出し

記事の作成に当たって、どのキーワードを狙って書くかは重要なポイントです。あるテーマに関するキーワードの洗い出しをChatGPTに行ってもらうことができます。

【プロンプト例】

あなたはXXに関するブログ記事のライターです。

XXに関連するキーワードを10個挙げてください。

【実際の回答例】

※上記は、生成AIに関連するキーワードを10個挙げてもらった結果です。「追加で10個挙げて」などと指示を出すことで、多数のキーワードを幅出ししてもらうこともできます。

②タイトル

記事のタイトルは、検索結果で上位に行くためにも、クリック率を高めるためにも非常に重要です。ChatGPTに指示すれば、SEOに強い記事のタイトル案を考えてくれます。

【プロンプト例】

あなたは、SEO対策の専門家です。

XXXに関する記事のタイトルを作成したいです。

検索で上位に表示されるための記事のタイトルを5通り作成してください。

【実際の回答例】

※上記は、企業の生成AIの活用事例をまとめた記事のタイトルを考えてもらった結果です。魅力的なワードを盛り込んだ様々なパターンのタイトルを提案しています。

※文章作成やリサーチなど日々の業務効率化に使える、おすすめAIツールや５大活用方法、ポイントをまとめた資料をダウンロード頂けます。
⇒【今日から使える】AI/ChatGPT活用仕事術大全の資料ダウンロードはこちら(無料)

③骨子案

キーワードが決まったら、記事の骨子案作成のフェーズに入ります。骨子案の検討にもChatGPTを活用することができます。

【プロンプト例】

あなたはXXXに関する情報を発信するブログ記事のライターです。

以下の条件に従い、XXXについて解説するブログ記事の骨子案を作成してください。

###条件：

・想定される読者：XXX

・文量：全体でXX字程度

・各項目には読者をひきつける見出しを付ける

・XXX

【実際の回答例】　

※上記は、生成AIの基本について解説するブログ記事の骨子案を作成してもらった結果です。生成AIの基本として説明すべき項目が一通り網羅されており、一から骨子を作成する場合と比べて、はるかに効率的です。

④本文

骨子案を作成したら、本文もChatGPTに作成してもらいましょう。記事全体の本文を一気に作成させるのではなく、骨子案の項目ごとに作成してもらうのがおすすめです。

【プロンプト例】

上記で作成した骨子案のうち、「XXX」の項目に記載する記事の本文を、以下の条件に従って作成してください。

###条件：

・XXX字程度

・ですます調

・XXXとXXXを中心に説明する

・XXX

【実際の回答例】

※上記は、③で作成した骨子案のうち、「生成AIの歴史と進化」の項目に記載する記事の本文を記載してもらった結果です。このまま記事として公開しても支障ないほど、自然な文章で執筆されています。

⑤校正

作成した記事の本文を校正するのにもChatGPTを活用することができます。

【プロンプト例】

あなたはブログ記事のライターです。

以下の文章を、以下の条件に従い、校正してください。

###文章：

XXX

###条件：

・誤字脱字を指摘し、正しい文章に修正

・より自然な文章になるように表現をブラッシュアップ

【実際の回答例】

※上記は、生成AIに関して説明した文章を校正してもらった結果です。細かい誤字脱字やおかしな日本語表現を的確に修正しています。

ChatGPTでSEOに強い記事を作成するための５つのコツ

ChatGPTでSEOに強い記事を作成するためのコツとして以下の５つが挙げられます。

• ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
• ②質問の背景や文脈を共有する
• ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
• ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
• ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

ChatGPTから期待する回答を引き出すためのプロンプトのテンプレ集は、以下の記事でわかりやすく紹介しています。

⇒仕事で使えるChatGPTのプロンプトテンプレート例文集17選

①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする

自分が期待する回答を得るためには、5Ｗ1Ｈを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。

プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。

②質問の背景や文脈を共有する

単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。

また、ChatGPTに対して「ブログ記事のライターになったつもりで回答してください。」「あなたは優秀なブロガーです。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります。

③回答の参考になる情報や回答例を記載する

プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。

例えば、過去に作成した記事の文章をプロンプトに含めて、例として提示することで、ChatGPTの回答の精度を高められる可能性が高まります。

④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する

質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。

⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する

丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①～④を意識してプロンプトを改善する必要があります。

また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。

ChatGPTを利用する際の３つの注意点

ChatGPTを利用する際に注意すべき点として以下の３つが挙げられます。

• ①個人情報や機密情報を入力しない
• ②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い
• ③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

※AI/ChatGPTを導入する前に必ず押さえておきたい、基礎知識や導入方法３パターンの比較、リスクと対策などをまとめた資料をダウンロード頂けます。
⇒AI/ChatGPT導入マニュアルの資料ダウンロードはこちら(無料)

①個人情報や機密情報を入力しない

ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。

そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。

ChatGPTに機密情報を入力しなければならない場合には、ChatGPTに入力したデータを学習させないようにするオプトアウト機能をオンにすることで、情報漏洩リスクを回避することができます。

ChatGPTのオプトアウト機能の設定方法や注意点については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。

⇒ChatGPTのオプトアウト機能とは？情報漏洩を防ぐ設定方法を紹介

②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い

ChatGPTも全知全能の万能ツールではないので、あまりにも高度に専門的な質問には応えられない場合があります。また、プラグイン等を利用しない限り、最新の情報を反映した回答はできないため、リアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低いです。

③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする

ChatGPTによる回答や生成されたコンテンツは、基本的には正確なものですが、誤りや不適切な表現が含まれている場合もあります。そのため、ChatGPTの生成物を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。