ChatGPTのDALL-E 3で画像生成する方法|コツや注意点も紹介
2022年11月のリリース以降、2ヶ月で1億ユーザーを突破するなど、驚異的なペースで普及が進むChatGPT。
ChatGPTの有料プランに登録すれば、DALL-E 3という画像生成機能を利用して、思い通りに画像を生成することができるようになります。これにより、イラスト制作やデザイン業務を大幅に効率化することができます。
本記事では、ChatGPTのDALL-E 3の使い方について、特徴や料金、コツとともにわかりやすくご紹介します。
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目次
ChatGPTのDALL-E 3とは?
DALL-E3とは、ChatGPTに搭載された画像生成AIのことです。ChatGPTの一機能としてリリースされ、ChatGPTと同じようにテキストで指示を出すだけで簡単にイラストを作成することができます。
芸術作品のように美しいイラストや、現実にはありえないようなクリエイティブな画像を生成できる点が特徴です。
ChatGPT Plus、ChatGPT TeamまたはChatGPT EnterpriseというChatGPTの有料プランに加入することで、使えるようになります。生成したイラストは、OpenAIの規約やルールに従っている限り、商用利用をすることも可能です。
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DALL-E 3の始め方・使い方
DALL-E 3の始め方・使い方として以下の2通りが挙げられます。
- ①ChatGPTで利用する
- ②Bing Image Creatorで利用する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
①ChatGPTで利用する
ChatGPTでDALL-E 3を利用するには、ChatGPTの有料版に登録する必要があります。
その上で、「○○についての画像を作成して」などと指示をするだけで、簡単に画像を生成させることができます。
②Bing Image Creatorで利用する
Bing Image CreatorでDALL-E 3を利用するためには、Bing Image Creatorの公式サイトにアクセスし、Microsoftアカウントでログインする必要があります。
その上で、ChatGPTと同様に、「○○についての画像を作成して」などと指示をするだけで、簡単に画像を生成させることができます。
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DALL-E 3の料金
DALL-E 3の料金は、ChatGPTを利用する場合と、Bing Image Creatorを利用する場合とで異なります。
ChatGPTでDALL-E 3を利用する場合、ChatGPT有料プランに加入する必要があるため、月額20ドル(約3,000円)かかります。
一方、Bing Image CreatorでDALL-E 3を利用する場合には、無料でも利用することが可能です。
ChatGPTのDALL-E 3で上手に画像を生成する5つのコツ
ChatGPTのDALL-E 3で上手に画像を生成するコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
- ②質問の背景や文脈を共有する
- ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
- ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、画像の構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。
プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。
②質問の背景や文脈を共有する
単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。
また、ChatGPTに対して「デザイナーになったつもりで回答してください。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります。
③回答の参考になる情報や回答例を記載する
プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。
例えば、アニメ調のイラストを作成してほしい場合には、他のアニメ調のイラストをChatGPTに読み込ませ「添付の画像と同じようなスタイルで作成してほしい」などと指示をすることで、自分が求める画像が得られる可能性が高まります。
④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
ChatGPTのDALL-E 3を利用する際の3つの注意点
DALL-E 3を利用する際の注意点として、以下の3つが挙げられます。
- ①個人情報や機密情報を入力しない
- ②生成した画像が著作権を侵害しないか確認する
- ③生成された画像を業務等に活用する場合はダブルチェックをする
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①個人情報や機密情報を入力しない
ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。
そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。
ChatGPTに機密情報を入力しなければならない場合には、ChatGPTに入力したデータを学習させないようにするオプトアウト機能をオンにすることで、情報漏洩リスクを回避することができます。
ChatGPTのオプトアウト機能の設定方法や注意点については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。
⇒ChatGPTのオプトアウト機能とは?情報漏洩を防ぐ設定方法を紹介
②生成した画像が著作権を侵害しないか確認する
ChatGPTの提供元であるOpenAI社は、ポリシーにおいて、ChatGPTが生成したコンテンツについて著作権をもたないことを明示しています。そのため、ChatGPTが生成した画像を業務等で利用しても、OpenAI社の著作権は侵害しません。
しかし、ChatGPTが生成した画像が、他社のコンテンツと類似する場合には、他社の著作権を侵害する可能性があります。
そのため、ChatGPTが生成した画像が、他社のコンテンツと類似していないかを確認することが重要です。
③生成された画像を業務等に活用する場合はダブルチェックをする
ChatGPTが生成した画像は、基本的には適切なものですが、中には不適切な表現が含まれている画像が生成されることもあります。
そのため、ChatGPTが生成した画像を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。
ChatGPTのDALL-E 3で生成した画像の商用利用の可否
ChatGPTのDALL-E 3で生成した画像は、OpenAI社の規約等を遵守する限りにおいて、自由に商用利用することができます。
もっとも、生成した画像が他社のコンテンツと類似する場合に、これを商用利用すると、他社の著作権侵害に該当する可能性があります。
そのため、DALL-E 3が生成した画像を業務等に利用する前に、他社のコンテンツと類似していないかを確認することが重要です。
ChatGPTのDALL-E 3の3つの活用例
ChatGPTのDALL-E 3の活用例として、主に以下の3つが挙げられます。
- ①広告・プロモーションにおけるコンテンツ作成
- ②アニメ・ゲーム等におけるコンテンツ作成
- ③建築や製造現場等での設計デザインの作成
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①広告・プロモーションにおけるコンテンツ作成
DALL-E 3を活用することで、広告やプロモーションにおけるコンテンツ作成を効率化しコストを削減できます。
特に、広告のA/Bテストや消費者へのパーソナライズなどを目的とし、多数のコンテンツが必要な場合、DALL-E 3の高速かつ効率的な生成能力は、費用対効果の高い選択肢となります。
②アニメ・ゲーム等におけるコンテンツ作成
DALL-E 3を活用することで、アニメやゲームのイラスト作成業務を大幅に効率化することができます。
DALL-E 3は、人間では思いつかないようなクリエイティブなイラストを大量に生成できるので、従来よりも魅力的なプロダクトを低コスト・工数で実現することが可能となります。
③建築や製造現場等での設計デザインの作成
建築や製造業界において、建築物や製品の設計デザインをDALL-E 3で作成することができます。
製品の設計・デザインのプロセスが効率化されるとともに、人間ではなかなか思いつかなかったクリエイティブな設計・デザインが可能となります。
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